四葉のクローバー
掲載日:2026/07/01
たくさん自生している四葉のクローバーがあった。
希少価値もないクローバー達は、希少価値が高い三つ葉のクローバーに嫉妬した。
「くそう、あいつみたいにチヤホヤされてーぜ!」
そう叫び散らかす四葉のクローバー達は、ある秘策を思いついた。
「俺たちも3つになれば、ええじゃないか!」
そうして、仲間同士でむしり合った。
阿鼻叫喚の中で作り上げてきたクローバー達は、見事に三つ葉のクローバーになっていった。
しかし、孤立する個体は必ずいるもんだ。
見向きもされないという属性を持つ奴だ。
そういう歴史を積み重ねてきたのが現代のクローバー。
四葉のクローバーは、今では貴重な存在になっていった。
「はやく、人間に見つけてもらいたーい!」




