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手を切っちゃった

 彼女が料理中に指を切ったようだ。

 キッチンから「やっちゃった〜いたい〜」と半泣きの彼女の声が聞こえ、心配して傷の様子を見にいくと、確かに血は出ているが傷自体はそんなに深くなく、これなら数日で跡も残らず治るだろうなとほっと安堵。

 そんな私に不意にずいっと私の眼前に血が滲んだ指が突きつけられた。

「いた~い」

「うん、痛いよね。でも傷小さくて良かった。これならに跡残らないね」

「いたい~」

「えっと……救急箱持ってくるね。消毒して、絆創膏貼ろ?」

「……だから痛いんだって」

「えっと……病院いく?」

「違う!!!」

 なおも血の滲んだ指を私の前に突き立てて――

「舐めて綺麗にして!!」

「ええ!?」

「漫画とかでよくあるでしょ! 切った指を舐めて止血するやつ! あれよ!」

 実際にやるのは衛生的に如何なものか……と思ったが……そもそも衛生面気にするのも今更な話。昨晩彼女のもっと凄いところを舐めてるわけだし。

 まあ、私としても彼女の血を舐めることに興味が無い訳では無い。

 ちゅっ……と彼女の指に口づけ、血を舐め取って止血した。

 その最中、彼女が「ふふっ……これで私の血が中に入ったわね」「私色に染めれた」「次はこっちが飲ませてもらわないと」などと小声でブツブツ言っているのを聞いて、この子そういう性癖あったのか~と恋人の知られざる一面を知ってしまった。

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