表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/20

誘蛾灯

 年上の彼女と付き合っている。

 私の扱いが上手いというか手玉に取られているというか……ふとした仕草や細やかな気配りに年上の余裕を見せつけられる。それは日常的なことに留まらず……夜の方もそうだ。

 毎回一緒に寝るたび、私は為す術なくぐずぐずに溶かされる。

 彼女を鳴かせようと頑張っても、終始彼女のペースで、どう足掻いても彼女に勝てない。

 私だって恋人を甘く鳴かせてみたいのに~と、行為後の甘い時間に彼女の胸の中で直接吐露したところ、

「じゃあしてみてよ」

 と、彼女は壊れ物を扱うかのような優しい手つきで私の手を撫でながら言った。

 そしてそのまま私の手を下の方へと導いて……

「うん、そうそう……上手だよ」

「くすっ……必死な顔、かわいいね」

「うんうん、気持ちいいよ」

 余裕を見せつけるように浴びせられる彼女の言葉。

 私がどんなに責めても、意地の悪い笑みを崩さず私の指を受け入れる彼女には、やっぱりどこか余裕があって……。

 私はどうしても彼女には適わないんだなと、責めていたはずが逆に彼女の方が“上”なのだと理解らさせられた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ