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ヒカリちゃんは頑張りたい!

リミリの館から戻ると5人はみんなで夕食を囲んでいた。

(よし。ジン兄を夜の散歩に誘おう、頑張れアタシ!)ヒカリは決意を胸にジントに声をかけようと

「ねぇ・・・」と言いかけた時、先にディーアが口を開いた。

「みんなに聞いて欲しいことがあるの。」


「あら~改まって何かしら~~。」ルリ姉が先を促す。


「信じられないかも知れないんだけど実はこのネックレスには・・・。」

ディーアはルーアがネックレスの宝石になったことや王都を襲った者のことをみんなに話した。ジント以外の3人は全員驚いている。


「それでね、ジントがお母様から私の中に大きな力が封印されているって聞いたって。」


「え?ジン兄はルーア様とお会いしたことがあるの?」


「言い忘れていたけどお母様が出てくるときは私の体を使うから私の意識がない時しか出てこられないの。だからお母様と会ったことがあるのはジントだけよ。」


「それって・・・ジン兄、本当なんでしょうね。今の話!まさかアンタ嘘ついて寝てるディーア様にあんなことやこんなことできたらいいなみたいなことしてるんじゃ・・・はっ!?それじゃまさか2人で一緒に寝たりとか・・・」ヒカリがとんでもないことを言い出す。


「あらあら~ジントちゃんさすがにそれはイケナイと思うわ~~。そういうことはちゃんとお互いの同意が必要なのよ~」とルリ姉まで便乗してくる。


「ちょっと待て!嘘ってそんなわけあるか!」ジントが激しく抗議する。


「ジントの言うことは本当よ。これがその証拠。」ディーアはルーアの書いた封印解除の紙を出した。

「これは間違いなくお母様の字だわ。」


ケンがその紙の書かれている内容を見る。

「えーとなになに?大切な人が・・・相手の目を見て・・・愛してる。ブチュー♡?これって・・。」


ヒカリがケンの手から紙を奪い取って内容を見た。

「ケン兄、ちょっと見せて!えーとなになに?・・これはキスするってこと・・ディーア様と誰が・・?」


ディーアが決意を込めた表情で宣言する。

「私は・・・私はジントにこの儀式を執り行ってもらおうと思う!」


「あらあら、まあまあ~女性から告白なんてディーアちゃん大胆ねぇ~~。」ルリ姉はどこか嬉しそうだ。


「ちょ、ちょっと待って。。そんなのダメ。。。ディーア様とジン兄がキスするなんて、ディーア様は王女なんですよ?お立場があるじゃないですか!」ヒカリは動揺を隠せない。


しかしディーアは冷静に言う。

「ルリィ、ヒカリ、そういうことじゃないの。このままじゃ王都を取り戻すなんてできない。私に力があるのなら使わない道はないわ。それに王女って言ってくれるのはありがたいけど王国を奪われた今、私は王女ではないわ。何の力もないただの人よ。」


「そ、それは・・・」正論の前にヒカリが口ごもる。


「そうね〜〜ディーアちゃんがその覚悟なら何にも言うことはないわ〜〜それに告白はやっぱり男の子からがいいわよね〜〜だからジントちゃん、ディーアちゃんの気持ちを受け止めてしっかりね〜〜」


「で、でも大切に想っている人って・・・オレでいいんですか?」(ドキドキ)


「アンタなんで敬語なのよ・・・」


「ジントは私の大切な騎士だわ。だから封印解除はジントにお願いしたいんだけど・・イヤ・・・?」


「騎士として大切・・・そういうことなら喜んで引き受けるよ、ディーア。」色恋の話でなかったからちょっぴり残念だと思ったのはナイショだ。


「じゃあ食後に準備ができたら部屋に来て。」


「わ、わかった。」ジントが返事をするとディーアは食器を片付けて自分の部屋に戻って行った。


「ジントもディーア様をお待たせしないように早く準備した方がいいんじゃないか?」


「そうだな。オレも部屋に戻るよ。じゃあみんなおやすみ。」


「しっかりね~~」


「頑張れよー」


「・・・・・。(2人きりの部屋でキスなんてしたらその後あんなことやこんなことの間違いが起こりかねない!)待って!ジン兄!!」


「どうした、ヒカリ?」


「アタシも、アタシも立ち会う!!だって2人っきりでそんなことしたらアンタがディーア様を襲うかも知れないじゃない!」


「あら、まあ、大変ね~~」とルリ姉が全然大変じゃなさそうに言う。


「いや、そんなことにはならない!・・・と思うぞ。」ジントは断言したかった。


「ジントはディーア様を傷付けるようなことはしないから大丈夫だよ。」

ケンがみんなに向かって断言する。

(心の友よ~)ジントは感涙の目でケンを見る。


「いいわ。アタシ、ディーア様に立ち会っていいか聞いてくる!」そう言うとヒカリは2階へ駆け上がって行ってしまった。


「ジント悪いな、でもアイツもお前とディーア様のことが大切なんだよ。」


「分かってる、気にするな。」とジントは言ったがケンは分かってないな、という感じで肩をすくめている。


間を置かずヒカリが階段を下りてきた。

「ディーア様が儀式はここですることにするから立ち会ってもいいって!」

なんですと?みんなの前でするんですか?

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