表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/15

ところがある日。

 ところがある日、変なの(・・・)(にわ)にいた。


 ……『()()()』って言うとあれだけど、庭に、玉垂(たまたる)()たことのない、()らない(おんな)の子がいたの。


 サラサラの(なが)(かみ)()がとても綺麗(きれい)な小さな小さな女の子。

 

 あれは(なつ)のことだったかしら?

 

 あの日は、とってもとっても(あつ)い日のことだった。

 玉垂(たまたる)のお屋敷には、大きな(えのき)の木があったから、とても(すず)しくすごせたの。それにお屋敷は、小高(こだか)い丘の上にある。

 

 小さな丘ではあったけれど、とても風通(かぜとお)しが()かったのよ?

 

 それに大きな(えのき)の木にはね、びっしりと小さな()っぱがついていてね、真夏(まなつ)でも、その暑い日差(ひざ)しを、(やさ)しく(さえぎ)ってくれていたの。

 


 あなたは()っているかしら?

 

 朝から(ばん)まで()の光が(まった)()さない場所(ばしょ)があるとね、そこは夏でも、けっこう涼しいものなのよ? それが大きい木なら、なおのこと。


 玉垂(たまたる)のお屋敷に生えている、その大きな大きな(えのき)の木は、夏の()()すようなその日差(ひざ)しから、庭を優しく(まも)ってくれていた。

 広い庭を(まる)ごと()やしてくれていたから、そこは すっごくすっごく涼しかったの。

 

 それだけ過ごしやすいお屋敷だったから、本当(ほんとう)なら、動物(どうぶつ)(むし)たちがやって来て、涼んでいく……なんてこともあるかも知れません。

 けれどこのお屋敷は、玉垂(たまたる)大事(だいじ)に大事に隠してる場所でもありましたから、誰かが忍び込む(・・・・)なんてことは、あるはずがないのでした。

 

 ですから、玉垂(たまたる)がこのお屋敷を見つけてからの百年間(ひゃくねんかん)、誰かがここへやって来る……なんてことは、ただの一度(いちど)もなかったのです。

 

 

 

 それがそこにきて、侵入者(しんにゅうしゃ)ですよ!

 玉垂(たまたる)当然(とうぜん)(おどろ)いたの!

 

 

 

「え!? 庭に、誰かいる……!」

 

 

 (いま)だかつてなかった、大事件(だいじけん)です!

 

 玉垂(たまたる)唯一(ゆいいつ)持っていた不思議(ふしぎ)(ちから)

 その力が、()かないなんて──!

 

 

 

 ──あ。

 言っておきますけれど、『お屋敷』って、建物だけ(・・・・)じゃなくて、庭も()れるんですよ? 庭に丘に、それからお屋敷も全部(ぜんぶ)

 それからそれから、玉垂(たまたる)自身も当然(とうぜん)入れて。

 

 だから、入って来れるわけがないのです。

 今までだって、誰一人(だれひとり)として、()()には来なかったのですから……!

 

 

 だって、玉垂(たまたる)は、(しず)かに()らしたかったの。

 誰にも見つからないように、静かに静かに暮らしたかったの。

 

 だから一生懸命(いっしょうけんめい)、お屋敷を隠していた。

 

 

 誰からも見つからないように、

 お屋敷も庭も、それからこの小さな小さな丘も(ふく)め、

 みんなみんな隠したの──。

 

   ┈┈••✤••┈┈┈┈••✤ あとがき ✤••┈┈┈┈••✤••┈┈



     お読み頂きありがとうございますm(*_ _)m


        誤字大魔王ですので誤字報告、

        切実にお待ちしております。


   そして随時、感想、評価もお待ちしております(*^^*)

     気軽にお立ち寄り、もしくはポチり下さい♡


        更新は不定期となっております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 変なの? 正体分からずですか! 次かな? [気になる点] 「〜の」は、玉垂の一人称っぽく読めますが……
[良い点] 3/3 ・お、おう。変なのが、 [気になる点] 変なのとはいったい、うごごご [一言] 庭かあ。庭の魅力、
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ