福島悟と友達の友達
なんか忙しくて投稿遅くなりました
「その・・・なんだ。わるいな・・・手伝ってもらって」
俺は隣に立っているショートカットの少女、伊藤加奈に話しかける。
彼女は陽菜の親友であってクラスメイトだったため、陽菜の荷物を俺の家に運び込む作業を手伝ってもらっているのだが、困惑しているようだ。
まぁ仕方ないだろう。親友と名も知らないようなクラスメイトが同居するなんて聞いて冷静でいられる人なんてこの世界にもほんの数人しかいないだろう。
「えっとぉー・・・福島君も別に悪いい人には見えないし、大丈夫だってことはわかっていますけど・・・」
理解が早くて助かる、ここで文句なんて言われたらめんどくさくてかなわない
「福島くんって・・・高島君とできてほしかったのに・・・」
「えっ?今高島とって言わなかった?」
「いってなですよ~」
たぶんだめだ、こいつ腐ってやがる・・・
「おーい。悟ー、さぼってないでこっち手伝えよー」
「わかったすぐ行くよ・・・」
「これをどうやって運べと?」
陽菜の部屋にあがってきたはいいものの、陽菜の部屋には明らかにドアからでは出し入れできないほどの大きさを誇るベッドが置いてある。
「こりゃあ買うしかないか・・・」
こうしてベッドは購入することになった。
「・・・でうちに帰ってきたのはいいものの、なぜにお前たちがいるんだ?」
リビングには直樹と伊藤さんがいる。
「いいじゃないか悟。今日ぐらい泊めてもらっても」
「そぉですよ~サトルっち~」
なんか急に距離を詰めてきた気が・・・
「まぁいいじゃん悟」
陽菜はわかっていない・・・直樹の本当の目的を。
こいつは必ず何かをしでかす、だからお帰り願いのだが、陽菜までそっちの味方となると何を言っても労力の無駄ってやつだ。
「わっかたよ・・・二人とも止まってけ」
「「「やったーー」」」
はぁ・・・今夜は騒がしくなりそうだ。