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俺とお前の物語  作者: 黒猫/冒険者
3/20

福島悟と共同生活

 「おかえりー悟」

 「た、ただいま」

 家に帰った俺を待っていたのは陽菜だ。

 この時間にいるということは母親の見送りはすんだんだろう。

 「もうご飯で来てるから着替えて降りてきて」

 「わかった」

 

 「・・・!!」

 階段を上がると俺の部屋の向かい、元母親の部屋の扉が開いたので中を覗いてみるとそこには数多くの段ボール箱が置かれているではないか。

 たぶん荷物は陽菜のものだろう。

 しかし、やけに多い気がする。

 「・・・!?」

 その向かい。俺の部屋を開けると、その部屋はかつての俺の部屋ではなかった。

 床に乱雑に置かれていた雑誌やラノベはどこから持ってきたのかわからないがとても部屋と調和する本棚に整理され、机の上の教科書類はこれも本棚に整理されている。

 そして部屋全体もきれいに掃除されている。

 「一日でできる量かよ・・・」

 たぶん陽菜は母親を送りに行くとき以外は荷物を運び入れたり、俺の部屋を片付けたりとうぎきまわったに違いない。

 

 「陽菜、いろいろと今日は大変だったんじゃないのか?言ってくれれば手伝ったのに」

 「え?いつもこれくらいやってるから大した苦じゃないよ?」 

 マジかよ・・・まあ母親が遅く帰ってくるのが遅い陽菜にすれば掃除も料理も当たり前のことなのだろうが、開けてなかった部屋の掃除までやれるもんなのか?

 「宗次郎さんのこと心配だろ?」

 「うん、でもお父さんなら大丈夫だと思ってるから・・・」

 下を向きながらそう答える陽菜。

 「馬鹿なこと聞いたな、ごめん。」

 「いいんだよ、ご飯食べよ」

 それからは無言のまま夕飯を食べた。


 「これどこにおくんだ?」

 「机の上において」

 夕食後俺たちは陽菜の荷物を片付けるために陽菜の部屋となった部屋にやってきたのだが、最初見た時からしていた予想通り陽菜の持ってきた荷物はとてつもなく多い。

 「てかなんで、段ボール箱に詰めたんだよ」

 「引っ越しみた・・・じゃなくてまとめたほうがいいかなって」

 こいつ絶対今引っ越しみたいだったからって言おうとしただろ。

 「そういえばお風呂沸かしておいたから入ってくれば?」

 「先に入って来いよ」

 時刻は午後十一時を過ぎていて、いつもならもうネトゲを始めようかと机の前に座るころだ。

 「オッケー。でも・・・覗かないでよ?」

 「覗くかよ!」

 

 俺も入浴を済ませ陽菜に部屋を片付けた後時刻は午前一時。

 やっと眠れる。

 

福島悟ふくしま さとる17歳  

身長 175cm

体重 60kg

 元剣道部

 オタク・引きこもり気味

 何気に顔が広い

 結構イケメン  

      

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