表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺とお前の物語  作者: 黒猫/冒険者
1/20

福島悟と幼馴染

「人生なんてクソゲーだ」

俺がこんなことを思い始めたのはいつからだろう。

「ピコンッ」

枕元に置いているスマホの通知音が鳴る。

『悟、今日も学校来ないの?』メッセージが届いている。

「陽菜からか・・・」

そのメッセージを送ってきたのは隣の家の幼馴染、高坂陽菜だ。

時計を見ると午前十時を過ぎていた。

『いかない』 単調な返事を返す。

 

俺はまた眠りにつく・・・


痛い・・・何かで頬をたたかれているような気がする。

そして体が重い。

「起きて悟、起きてよ」

目を開けると陽菜が俺に馬乗りになって頬をたたいている。

「痛い、それに重いんだけど」

「今何時だと思っているのよ!」

時計は午後十時を指している。

「十時だけど?別に俺が寝ててもいいだろ」

「そーいう問題じゃないのよ。ご飯は食べたの?」

「食べてない」

「健康に悪いわよ。今から作るから待って」

そういって陽菜は部屋を出て行った。

俺は親が二年前に交通事故で親が死んで高校生には珍しく一人暮らしだ。

中学生の間は陽菜の家で暮らしてきたが、高校に入ってからはこっちの家で暮らしている。


一階に降りると制服の袖をまくり、キッチンに向かっている陽菜がいる。

陽菜は学校でも人気があって可愛いと評判になっている。

ミディアムくらいの長さの髪を料理をするために後ろでくくっていた。

「可愛い・・・」

「なに?悟」

陽菜がこちらを振り返って聞いてきた。

「なんでもない」

危うかったと思いながら椅子に座る。


陽菜の作った料理はとてもおいしかった。

「どう?」

「おいしい」

陽菜は会話が続かず困っている。

結局俺たちはそのあとほとんど会話もなく別れた。


シャワーを浴びて自室に戻ってきたのは午後十二時を少し過ぎたころだった。

「ピコンッ」

『明日は起こしに行くからね』

またさっき言えばよかったのにと思いつつも、

『わかった』と、返す。

そして、また眠りにつく


のんびりと投稿していきますのでよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ