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world end  作者: TAKEYAN
2/2

〜翼〜

「……これより…鳳作戦を開始する」

〝彼〟は上空から奴らに占領された、

母国を眺めている。

昔は美しかった国も、今はその面影も残っては

いない…

占領され、資源を絞り取られた母国は、荒れ果てた大地と、ビルの残骸で埋め尽くされている。

「…地上騎士部隊はその場で待機だ……命令があるまで動くな…」

「本当にやるんですか?」

後ろで控えていた、男が不安な声で聞いた。

「貴様…何を言っている…」

その〝彼〟の青い瞳は真っ直ぐに、発言した男の方を睨んでいる。

「この作戦が成功すれば、少なからずだが大きな一歩になる……大丈夫だ問題ない」

〝彼〟はそう言いながら、また母国の方を見ている。

この作戦は〝母国〟つまり日本を取り戻す為の作戦である。

〝奴〟から占領されて10年この日をどれほどまったことか……

今なら取り戻せるかもしれない……

あの美しかった国を……日本を‼︎

「鳳作戦開始‼︎」

号令と共に上空から地上に向かって複数の人間が飛び立った。そのなかに、彼も含まれていた。

「energy wingエナジーウィング起動‼︎」

無線から伝わるその声に合わせて、彼らは背中に備えられた機械を起動した。

黒い翼が、空を覆い尽くすほどの大きさで広がり降下を始める。物凄いスピードで風を切り、地上へと向かっている。

「敵、熱反応あり回避してください‼︎」

無線から伝わった言葉と同時に地上から、赤黒い閃光が放たれた‼︎

「……この程度……」

そう言い〝彼〟は腰に携えた刀を抜いた。

〝彼〟が抜くにつれその刀はみるみる青色に染まっていった。

「…我が力に応え、我が刃となり敵を貫け‼︎

青龍の右翼‼︎」

その刀から放たれた青い斬撃は、赤黒い閃光を切り裂き、閃光を放った大砲を真っ二つに切り裂き爆音と共に消滅させた。

瞬間〝彼〟達は目的地である地上へと舞い降りた。

「…さぁ……返してもらうぞ…」

〝彼〟白銀しらがね じんの作戦の始まりである‼︎

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