疑問と疑問と疑問
連日投稿で~す。
なるべく早め早めに投稿したいと思ってるのでよろしくお願いします!
編集完了しました。
今現在僕は、サラさんに拉致されてサラさんの小屋の前にいる。
拉致犯のサラさんは服を取りに家の中に入っていったけど・・・あ。戻って来た。しかも何か持ってる
「入って良いって言ったのに」
さっき襲われて、それから拉致・・・安心できないです。
「ねぇサラさん、何で僕をここに連れてきたの?」
僕はサラさんに話しかけた。
「ん?だってエレン行くとこ無いんでしょ?だったら私の家で一緒に住めばいいと思って、それに修行も手伝ってあげるし。あと私の事はサラお姉ちゃんって呼びなさい!」
修行とかを手伝ってくれるならありがたいけど・・・何故にお姉ちゃん?
「え~と、何で僕と一緒に住もうなんて思ったの?こんなどこの誰かも分からないような7歳児なのに」
「ん~とね、エレンは私に勝ったじゃない?私ねフェンリルが住んでいる里では一度も負けたこと無かったの」
イキナリ最強カミングアウト?しかも過去話突入?こんな初対面の僕に対して?
「・・・強いんだねサラお姉ちゃんは」
順応性すげー、お姉ちゃんって言う事に何も感じない。
そんな事はどうでもよくて・・・そんな最強なお姉ちゃんを倒しちゃった僕って、何?
「それからなのよ、私に交尾を申し込んで来る雄が多くなったの」
僕の落ち込み具合を見て少し笑ったサラお姉ちゃんは此処に一人で住む事になった理由を話し出した。
「私が起きればとにかく勝負、勝負、勝負。それに負ければ結婚する、なんて事になっちゃって。毎日が退屈だった、だって里一番の雄が勝てないような私にそれ以外の雄が勝てると思う?・・・思わないわよね」
そこで一度サラお姉ちゃんは話を切って持っていた飲み物を飲んだ。
ちなみにそれはアップルジュースみたいな味なんだよね、美味しかったと伝えたい・・・でも飲む時には力加減に物凄く気を使った。
「それからは日々、私のストレスは溜まっていったの。そしてある日そのストレスが爆発しちゃって・・・里のあらゆる生き物を殺してしまったのよ。それからは適当に歩いて獲物を殺しては食べて、気がついたらこの森に住んでの・・・暇だったわ。あ、もちろん里に居た時も暇だったわ、むしろ変な雄が来ない所ではまだマシだった」
里を壊滅ってどんだけ規格外なのサラお姉ちゃんは。
まぁそれに勝ってしまった僕はそれ以上の規格外なんだけれどね・・・自分で言っていて悲しくなってきたんだけど。
「それから・・・まぁ、たまたま此処に来た不死鳥とかと仲良くなったわね、彼女は強かったわよ」
「何か一気に適当になったね。というか不死鳥とか存在するんだね、空想上の生き物かと思ったけど」
まぁフェンリルが居る時点で空想上なんて無いか・・・ファンタジーだね。
「まぁね、人間の間では幻獣なんて呼ばれているらしいし。もちろん私もだけれど」
僕って幻獣に勝っちゃたんだね・・・改めて考えると本気で力を制御出来ないと大変だな。
「それで話を戻すけれど、要するに私は寂しかった、私に勝てる雄がいない事に。それで、たまには狼の姿で森を回っていたらエレンに出会った。そしていつものように殺そうとした、けれどそこからはいつもと違った。逆に私が行動不能にされた、エレンは親無し、私寂しい、そうだ!弟にして一緒に住もう!!ってなった訳」
何か一気に話が飛んだぁぁ!!最初は何か怖い話だから警戒してたけど・・・後半で一気に抜けた!順応出来ない!!
「ちょっとまって、寂しいのは分かったけれどそれで僕を弟にする理由は何!?」
サラお姉ちゃんはキョトンとした顔をしたあと少し顔を赤くして
「だって、まだエレンは7歳なんでしょ?だから此処でしばらく修行も兼ねて一緒に過ごして、エレンが大きくなったら一緒に旅しようと思って。だからそれまでは私の弟って事で一緒に住もうと考えたの」
・・・はい?サラお姉ちゃんは今何と言いましたか?一緒に旅?・・・何故?
「サラお姉ちゃん?一緒に旅って何で?」
「だってエレンは私に勝ったでしょ?私は里では無理やりだったけど、私より強い雄が現れたらその雄と一緒になろうって決めてたから・・・嫌だった?」
そんな潤んだ瞳をこっちに向けないで。美人がそんな事やったらヤバイです。
「嫌って言うか、サラお姉ちゃんは人型の時は物凄く綺麗だよ。だからそんな綺麗な人が僕でいいのかなぁって思って」
何言ってんだ僕、何言っちゃってんの僕?
いやさ、前世では顔は良いって言われてたよ?周りには。でもそれは前世、今では顔が変わっている・・・かもしれない。鏡見てないから解らない。
「/////」(綺麗って言われた・・・初めてだ)
ほら!サラお姉ちゃん赤くなって顔隠しちゃったじゃん。もしかして今の自分の顔ってそんな?
「え~と・・・ごめんなさい。こんな訳の分からない普通な7才にそんな事言われたら迷惑だよね」
自分の顔が解らない僕にね。
「ううん!そんな事ない!!」
あぁ、サラお姉ちゃんに無駄な気を使わせちゃったなぁ・・・仕方ない、此処はお詫びにお世話になるかな。お詫びにお世話になるっておかしいけど。
てか、せめて自分の顔が解れば良いんだけど。
「そっか、じゃあこの話はこれで終わり。・・・これからお願いねお姉ちゃん」
僕は純粋な笑み100%でサラお姉ちゃんよろしくと言った。
「うん、こちらこそよろしくエレン」
それから、サラお姉ちゃんに連れられて小屋の中に入った・・・今のやり取りって全部、外でやってたって自覚すると恥ずかしいな。
そんな事で僕とサラお姉ちゃんの生活+修行が始まり始まり。・・・っとその前に聞いておきたい事と
「ねぇお姉ちゃん、『闇を操る能力』って普通にある事なの?」
これ重要。今後の僕の立ち位置に関わるから。
「そうねぇ、少なくとも私は闇を操る生き物は見たことがないけど影を少し操るぐらいなら古代の魔法でそれらしいのがあったよ。それに黒髪黒目なんて生き物は魔族しか見たことがないよ・・・って、エレン魔族!?」
・・・やばくないですか。
というか今気がついたの?案外抜けてるんだなサラお姉ちゃん。
「お姉ちゃん、鏡とかない?」
「え、鏡?それならそこにあるよ」
そう言ってお姉ちゃんは僕の後ろを指さす・・・あった。
僕は鏡を見た瞬間驚愕した。
目にかかるかかからないかぐらいの前髪、少し相手を睨んでいる印象を与えるように見える黒い目。シャープな顔のライン、そして肩の辺りまで伸びている後ろ髪。
容姿が変わって無い・・・まぁ、顔立ちが良くて困ることはないからね。
・・・いや合ったな。主に幼馴染とか、その幼馴染の信者達に襲われる何て事があったからな・・・あれはヤバかった。
それにしても、さっきのサラお姉ちゃんの反応は・・・まだ判断するのは早いな。
「どうしたのエレン?」
「・・・何でもないよお姉ちゃん、ただすぐ後ろに鏡があってビックリしただけだから」
どうやら頭を抱えてプルプルしていたらしい・・・あのトラウマのせいだ。無意識による行動だ。
絶対変って思われた。
「そう、ならいいけど。で、聞きたいのはそれだけ?」
「え~とね、あと一つ」
これが一番の疑問かもしれない。
「ここの世界の獣?ってみんな話したり、人型になれたりするの?」
一応その常識?みたいな事は知っておきたい。
「いいえ、しゃべったり出来るのは強い獣だけ、人型になれるのは幻獣と獣人族と竜人族と長い年月を生きた獣ぐらいね」
「へぇ~そうなんだ」
竜人もいるんだ会ってみたいなぁ。
「聞きたい事はそれで最後?」
「うん、ありがとうお姉ちゃん」
これで頭はスッキリだね。まぁ闇については疑問が残るけれど・・・魔族が全員使えるのかな?
「そう、じゃあ改めてこれからよろしくねエレン」
「こちらこそよろしくお願いします、サラお姉ちゃん」
闇を使う少年と幻獣フェンリル族の中でも規格外の強さを持つ二人の生活が始まった。
・・・まぁ、まずはこの身体能力の制御だね。
どうでしたか?
まぁ今回も駄文だと思いましたが感想などいただけると嬉しいです!!
次回は一気に年数が飛びますのでww
ではでは。