食後の運動、スコールVSエレン
テストの再試やらやりたいゲームのおかげで更新が全くできずにすいませんでした!
これからはペースを上げていきます。
では( ^ω^)_凵 どうぞ
~~~無駄に広い広場~~~
「なぁ、エレン」
「ん?どうした、ステッド」
無駄に広い広場に着いて準備運動をしているとステッドが声を掛けてきた。
「結局此処で何すんだ?」
股関節を伸ばしながらステッドの方を向く。
「あれ言ってなかった?」
俺の言葉にヘル以外の全員が頭を縦に降る。
・・・あぁ、俺が話したのはヘルだけにか。ここは質問してくれたステッドに感謝だな。
「そっか、ごめん。それで内容だけど、人数が多いいからみんなで組手でもやろうかな、って思ってる。組手と言っても武器あり魔法ありだけど」
「ん、了解。全員とやれるんだろ?」
「それは無理だろ、時間無いし・・・心配しなくても毎日俺は食後の運動を兼ねて色々やるからそんな落ち込むなよ」
俺の言葉を聞いていく内にステッドがみるみる内に落ち込んでいったから心配しないようにと付け加える。
「よっしゃ!」
凄い嬉しそうだな。
さて、ぼちぼち準備運動も終わったし・・・始めるか。
「みんな、そろそろ始めて良いか?」
「俺は準備万端だぜ!」
「俺も」
「私も良いよ」
「僕も大丈夫」
「我も」
うん、みんな凄い眼が怖い何かギランッ!って光ってるような感じ。
「良し、じゃあみんなは誰とやりたい?」
俺がそう言った瞬間にみんなは俺の方を指差す、効果音を付けるなら「ビシッ!」だな。
「・・・あいにく俺は一人しかいないからな。まぁ、何かで決めてくれ」
どのみちこれからの三年間はずっとやるからな。
「じゃあジャンケンなー・・・最初はグー、ジャンケン!ポイッ!!」
はぁー、明日俺はクラスに行っても大丈夫なのか?
「負けた奴はそのまま抜けろよ、勝った奴はそのまま続行だ!」
絶対に何か言われるか省かれるかの二通り。一つ言える事は絶対に普通の対応は無いって事だけだな・・・頑張って順応して行くか。
「・・・スコール、お前が相手でも俺は遠慮する気はないからな!」
「ステッド、僕も全力で行くよ!!」
「「ジャーン!ケーン!ポイッ!!」」
「僕の勝ちだぁ!」
「クッソォ~!!」
・・・ん?あぁ、決着が着いたのか。反応を見るところステッドが負けてスコールが勝ったらしいな。
「良し、じゃあ俺とスコールだな。他はどうする?違うギルドのロイとエル、ヘルとステッドとかそんな感じにするか?」
「俺はそれで良いぜ、『明け色の陽燐』のメンバーと戦えるなんて思ってもない事だしな!」
「我も、『黒き翼』と言うギルドメンバーの実力は楽しみ」
うん、ステッドとヘルは良いみたいだな。
「ロイとエルはどう?」
「私も良いよ、ヘルさんと同じで『黒き翼』のメンバーの実力は楽しみだしね」
ヘルとエルも良いみたいだ。
「じゃあそれぞれある程度離れて各自でスタート、ルールはまぁ・・・各自で決めて。じゃあスコール向こうに行くか」
「うん」
俺はそう言って軽く走ってみんなと離れる。
「じゃあ始めるか、スコール」
「良いよ、エレンの実力は今日見せてもらったからね、最初から全力で行かせてもらうよ」
みんなから離れた場所に移動したら俺とスコールは向き合った。
「スコールの武器はその剣か?」
「そうだよ、僕が『黒き翼』で活動している時に迷宮で見つけた自慢の剣さ」
そう言いながらスコールは腰の鞘から剣を抜く。
・・・あの剣、絶対能力付加だよな。剣からの威圧感が半端ない。
「じゃあ俺も剣で行かせてもらうかな」
「え?エレンの武器はあの槍、グングニルじゃないの?」
「あぁ、あれは俺の武器その一とでも思ってくれると嬉しい。でも今回使うのはあの時に使ったグングニルだぞ」
「どういう事?」
まぁ普通は理解出来ないだろうな、俺の言ってる意味が。
「その答えを今から見せるよ」
『ニル、話聞いてたんだろ?出番だ』
『待ってましたぁ!』
俺は手にグングニルを出す。
「・・・それがどうやって剣になるんだい?」
「見てなよ、スコール。これが俺のグングニルのもうひ一つの姿だ」
『ニル、大剣に形態変化』
『了解だ』
コォォ
グングニルが光り、その光りが収まった時に俺の手に握っていた物は
「大剣!?・・・その武器、グングニルってもしかして。形態変化可能型、伝説級武器!?」
「正解、スコールの持ってるその剣も伝説級武器だろ?」
「そうだよ、でもエレンのグングニルのように形態変化はできないけどね。名前はコグニス」
・・・そうなんだ。伝説級武器は全部が形態変化出来る訳じゃないのか。
『そうだぜエレン。形態変化ができる武器には必ず俺やマキナのような精霊が必ず憑いる必要があるからな・・・言って無かったか?』
『始めて知った』
『そりゃあ、スマン』
『良いよ、今知ったからな』
『・・・サンキュ』
まぁ、こんな唐突に新事実が発覚しても普通でいられるのは異常な順応性のおかげだけどな。
「エレン?急に黙ったりしたけど、始めて良いの?」
ん、あぁ!
「ごめん少しボーッとしてた。良し、いいぞ」
俺は大剣を正面に構える。
「じゃあ行く・・・よっ!」
スコールは両手剣を横に構えて向かってくる・・・って
「速っ!」
ギィン!
「言ったでしょ、僕は最初っから本気で行くって!」
スコールの言葉を聞きながら俺は剣ごとスコールを弾き飛ばす。
ギャリィンッ!
「クッ!」
「そうだったな、油断してた・・・よっ!」
スコールの体が空中に浮いている間に地面を蹴り接近する。
「甘いよエレン!」
「なっ!?」
スコールが剣を地面に投げつけその剣が地面に刺さった瞬間、俺の目の前に土の壁が現れた。
「・・・その剣の能力か」
「正解、能力はまぁ。この剣で刺した物を制御する・・・かな?」
なんてチートな。
「厄介だな」
「まぁ色々制限はあるけどね」
でも根本的には
「その剣で何かを刺させなきゃ良いんだろ!」
『ニル、目標はあの剣。コグニスだ』
『了解っと』
俺はグングニルをコグニスに向かって投げつけ、俺はそのままスコールに向かって走り出す。
土の壁でこっちの動きは解らないだろう、でもグングニルが壁を破壊してその軌道で俺の狙いが解ったのか、口元を緩ませるスコール。
「そう簡単には当たらないよ」
「どうかな?」
しかし関係ない、大剣になっても能力は変わらないのだから。目標に必ず当たる。
キィン!
「え?」
スコールはグングニルの軌道から移動したのにも関わらず自分のコグニスが弾き飛ばされたのが理解出来ないようだ。
「それじゃあ勝負あり」
そんなスコールの背後に高速で移動して首筋に手刀を軽く当てて意識を落とす。
「・・・悔しいなぁ」
スコールは意識を落とす前にそんな事を言った。
「っと。まぁ、修行だな・・・流石に森のみんなとやるようなのはしないけど」
俺は意識の無いスコールにそう言ってやる。
と言うかこの俺がスコールを支えている所って、腐女子が見たら大変そうだよな。
そんな心底どうでも良いことを考えながら近くに刺さっているニルを空間に戻す。
ついでにコグニスの回収も忘れずに。
『ニル、お疲れ』
『おぉ・・・っても疲れてねぇけどな」
『まぁ、能力一回しか使ってないし威力抑えてるからね』
『はぁ・・・森の時とは大違いだよな』
『・・・そうだな』
久々に森のみんなに会おうかな?転移か召喚すれば会えるし。
『そんじゃあ少し休むな』
『ん、また明日』
『おぉ、またな』
ニルとの会話を終えて俺はスコールを背中に背負い、コグニスを片手に持って他のメンバーが戦っているであろう場所に・・・ってもう終わってない?
ステッドとロイが大の字で倒れている側にエルとヘルが座って何か話てるし。
・・・男子、頑張ろう。これからは食後の修行だな。
俺は頭の中で修行のメニューを考えながら四人が(二人は気絶してるけど)居る場所に走って行く。
運動もしたし、この後は風呂だな。広いのか?風呂は好きだから広いと良いな。
どうでしたか?
今回は簡単にですけどスコールとエレンを対決させてみました、まぁ今回は魔法は使ってないのであっさり勝負がついてしましいましたが・・・(汗)
次回はお風呂で色々ありますww
では、感想その他色々まってます!




