森の中で狼さんと出会った
iPod touchでの投稿です(^O^)/
今回も駄文ながらも頑張ります‼
編集完了しました。
???side
ん?
「・・・何処ここ?」
あ、この台詞さっきも言った・・・さっき?
俺はあの穴に落ちていった後途中で意識を失ってそれから・・・今に至るんだよな?
うん、何がどうして意識がなくなったんだ?
カサッ
あ、手紙がある。
「なになに」
『エレンへ
エレン大丈夫?
きっとこの世界での記憶が無いと思うけど、まぁそれは別の手紙に書いてあるからそれを読んでね。
あ、エレンが言っていた本の事だけれど《ゲートオープン》って言葉で空間が開けて、そこから好きな本何冊でも出せるから、読んだ本はまた同じように《ゲートオープン》って言ってそこに閉まってくれれればいいから、その空間には時間という概念がないから食べ物とかを閉まっても腐らないからね♪
空間を閉じる時は《ゲートクローズ》って言葉だから。一度開いて閉じたら後は言葉じゃなくて頭で思っただけでも開くようになるからね。
あと、自衛としての能力の事だけれどそれはそっちで確認してね。
8歳で2つ目、10歳で3つ目の能力が使えるようになります。
エレンに最初に与えた能力については《確認》と思えば確認出来るからがんばってね。
最後にエレンがいる森だけれどそこは人種が近寄れない位の獣がいる森だから頑張って生きてね♪
この手紙は読んだあと自動的に燃えます、火傷しないように』
ボッ!
「・・・え?」
俺はその場に棒立ちになる。
どうするんだこれ?
しかも8歳で2つ目って事は今何歳?しかもエレンって俺の名前?
しかも、能力って?さらに人種?他にも何か別のいるのか?・・・人種が近寄れない位の獣ってなに?
直ぐに死ぬようなのは勘弁って言ったじゃん。
パニックになった俺は頭を抱えて地面を転がりまくった。
「ハァハァ・・・ハァ~・・・・よし落ち着いた」
さてさて、じゃあ何か此処にはかなり強い獣がいるらしいからまずは自衛手段としての能力と身体能力の確認だな。
ん?一人称が変わってるって?だって8歳以下の年齢だから俺って変だなと思ったからだよ。順応性を高めろ
そんな事よりまずは自衛手段の確認だよ、確認。
えっと、《確認》
手紙に書かれた通りにすると僕の頭に能力の情報が流れてくる。
・・・なになに、僕の最初の能力は何かな?
『闇を操る能力』
うん、これが初期の能力か・・・
「・・・闇ってなんだよ、何か思いっきり危険じゃん」
僕はやりすぎないでって確かに言ったはずなんだけど。
闇ってよく小説とかだと悪って捉えられているのが多いいし、この世界は大丈夫なのか?
・・・まぁ、考えても仕方ないか。自衛手段には結構使えるだろうし。
それに女神がこの世界に合わせて与えてくれた能力だからきっと大丈夫だろ。
「さて、まぁ闇は後々使い方を練習するとして。次は身体能力を測ってみるかな」
そう言いながら僕は近くに立っている木に向かって面白半分に飛び蹴りしてみた。
ガスッ
「・・・わお」
僕が蹴った木は微動だにしなかった・・・しなかったんだけど
「貫通したよ、貫通。蹴りが」
そう、威力が高いせいであろう。僕の蹴りが綺麗に貫通した。
しかも僕が飛び蹴りのために踏み込んだ場所は地割れが起きてるし。
「・・・スペック高すぎない?」
この光景をその一言で済ませる僕ってやっぱり順応性が異常に高いのだろうか。
・・・でもまずは
「この体勢をどうにかしよう」
片足が木を貫通してるから、木にぶら下がってるように見えるんだよね。実際ぶら下がってるけど。
どうにか足を木から抜いた僕は、自分が思いつく限りの方法で自分の身体スペックを確かめていった。
結果
『普段の生活に支障がでる程のチート』
という結果になった。
だって、少し力を込めて岩を叩けば岩は砕けるし。
足をランニングの容量で踏み込めば地割れが出来るし。
手をパンッって合わせるだけで空気が凄い振動する爆音がなったり。
その爆音を間近で聴いても破れない鼓膜、混乱しない三半規管。
これはもうチートと言わずして何と言えるだろう。
そんなことですっかり自分のスペックに対処できずにさっき居た場所とは結構離れている場所に寝っころがる僕。
地面とかが大変だから移動した。
さっきも、本を読もうとして本を取り出したけど、本を開いた瞬間に真っ二つに破けた・・・順応性が高くてもこれは無理だろ、と思った。
さて、自分のスペックは把握出来たけど闇の使い方以外は一切制御が出来ない。
闇の使い方は身体能力とは違って、闇の固定化で針から大剣ぐらいの大きさまで固定でき、闇で自分を纏って闇と同化したり、影も闇にカテゴリされているなどと他にも色々な事ができるようになり、理解も出来た。
唯一の救いが人種が近寄らないって事は結構人がいる場所からは離れてるって事だよな、ホントどうしよう?
しばらく頭の中で試行錯誤した結果・・・とにかくこの力を制御出来るようになろうと思う。
ガサガサ
「ん、何かいるの?」
僕は林の方に意識を向けて闇で作ったナイフを構える。
するとそこから
「人間の子供、貴様のような奴がなぜ此処にいる」
「・・・・凄」
感動した。
だって狼だよ狼、しかも言葉喋ってるんだけど!
しかもかなりの大きさだし、この世界ってこれが普通なの?
少なくとも8mはあるよ。
「もう一度聞く、何故人間の子供がここにいる」
「え~と、何か気がついたら此処にいたんだよ」
とりあえず話す。やばい、狼と話すとかまじファンタジー。
「ほう、捨てられたのか?」
「うん、何か僕の親は悪い人らしくてね」
ゲートを開いた時にこの世界での僕の状況が書いてあった手紙が入ってた。
女神の最初に読んだ手紙に書いてあったやつだね。
それによると、この世界での僕の親ってかなり悪い奴らしく、僕が生きて行くのに邪魔になったらしく此処に転移魔法で転移させたらしい。
その時、転移魔法を使った魔導士達10人は魔力の枯渇で死んだらしいけど・・・ご愁傷様です。
その時の不十分な転移の影響で僕の記憶は無くなり、そのまま意識を失って最初の僕にたどり着くらしい。
女神に自衛手段を貰う前だったから記憶をなくしたんだろ。
そんな事はどうでも良くて、この時は魔法がある事に感動したね。親?そんなんどうだっていいよ、親の記憶なんて無いし。
しかも悪い奴なんだからむしろ縁が切れてラッキーって感じだもん、エレンって名前も女神が付けたらしいし。
記憶が無いのも好都合だね。
女神は僕が捨てられるのを知っていたらしく僕が捨てられた時に能力と身体能力が付くようにしていたらしい。
何からなにまでお疲れ様です。
ちなみに僕の現在の年齢は7歳らしい、次の能力まであと一年か。
「そうか、なぁ人間の子供よ「エレン」ん?」
「エレンそれが僕の名前、人間の子供って長いから」
「そうか、ではエレン。お前はこれからどうする?」
「僕?まずは食料の確保をしてからは此処で自分の力を制御できるように修行していくよ」
人が近づけない位の獣が居るらしいし、修行にはもってこいでしょ。
「・・・エレン、此処にはかなり強い魔獣、幻獣、竜種などが居るぞ?生きていけるのか?」
「あぁ・・・大丈夫だと思う」
異常な順応性があるしね、みんなのお墨付きの。
「そうか・・・まぁ何にしても」
あれ?何で狼さんは足に力を入れてる?
「叶わないことだけれどね!」
ザッ!
狼さんがそんな事を叫びながら突っ込んできました。
で も
僕は焦らず闇を操作して狼さんを狼さん自身の影で縛る。順応性が異常に高いって便利だな、こんな事って。
「ぎゃワン!」
物体の動きを急に止めたから慣性の法則に従い顔面を地面に打ち付けるのは当然だよね。
鳴き声が可愛いって思ったのは内緒だ。
よく前世で異常性を認めなかったな・・・と言っても前世で不意打ちとかって・・・・あったね。幼馴染関連で
「えーと、大丈夫?」
何か心配になったから声をかける。
「うぐっ・・・エレン、この私を縛っている黒いのは何だ?」
「それは、僕の能力だよ。闇を操る能力、それが僕の能力」
自衛としてのだけどね。
あ、闇のこと言っちゃたけど大丈夫かな?
まぁ、その時はその時だな。一応今は狼さんを縛ってるし。
「能力だと?魔法ではないのか?」
あれ、能力ってこの世界にはないの?
「えーと、僕だけが使える力だから魔法とは少しちがうかな?」
僕がそう言うと狼さんは何かを考えるように唸っている。
闇についてはスルーなんだ。
そういえば、狼さんの名前教えてもらってないや。
「ねぇ狼さん、狼さんの名前は何ていうの?」
「ん?私の名前か?」
狼さんは考え事を中断してこっちを向いてくれた。
「そ、名前。無いの?」
種族名とかはあるよね?
「いや、ちゃんとあるぞ」
狼さんがそう言った後、狼さんに変化が。
・・・あれ?何で体格が縮んでいく?あ、拘束が
変化が終わり、そこにいたのは8mを超す狼さんでは無く
「ふぅ・・・名前はサラ・フェンリル、よろしくねエレン 」
身長が170Cmぐらいで、銀髪の髪を腰の辺りにまで伸ばし、青い瞳をした胸が豊満で綺麗なお姉さんがいた。
・・・美人だ、美人なんだけど。
「・・・すいません。まずは服を着て下さい」
流石に順応性が高い僕でもこれは、ね・・・
「服か?そんな物、家にしか無いよ」
じゃあ何で変化したの!?
「・・・家に帰って服着てきてください」
僕は後ろを向いて言う・・・女性の裸なんて直視できません。精神は17歳の高校生なんです。
「じゃあ、一緒に行こう?」
サラさんはそう言って僕を抱きかかえた・・・拉致?拉致ですか?
しかも裸だから・・・その色々と。
「何やってるんですか?」
「運ぶ」
いやね、さっき貴方、僕を襲った。その人が僕を裸で抱きかかえている・・・正しく拉致。
しかも僕が思いっきり抵抗すると即死しそうで怖いから抵抗できないし・・・詰?二重の意味で、僕の精神荒削りされてます。
「・・・・」
「無言は肯定だね」
転生者ことエレンは記憶をもらった初日から狼さんに拉致されました。
んーやっぱりオリジナルは難しいです!!
色々助言などしてくれたら嬉しいですww