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異世界で  作者: 闇風
19/29

学園に行く前に・・・2

何か後、1話で入学まで行くのは文字数が半端ない事になりそうですので。


すいませんが後、2話ぐらい待ってください!!


編集完了しました。


玉座に居る兵士side


「さて、あの愚民はもう捕まっただろうか?」


国王が近くにいる私に語りかけて来る。


「解りません。しかし、その者を捉えたのなら時期に此処に連れてこられるでしょう」


それにしても馬鹿な少年だな、素直に国王の命令に従っておけば良かったものを。


「そうだの」


国王がそう言った時、部屋の中心に魔方陣が浮かび上がった。


「「!!」」


トン


「はい、到着」


次の瞬間、そこには昨日、国王に逆らい反逆罪の罪を被らされた少年がいた。というか何処から現れた!?


「あ、国王発見」


「き、貴様!どうやて此処に侵入した!?」


私は直ぐに国王の前に立ち腰の剣を抜く。


「そんな事どうでもいいから国王と話がしたい。そこどいてくれないか?」


少年はそう言うとこちらに向かって一歩踏み出した。

いや、踏み出したと認識した時にはもう目の前に少年の足が・・・





エレンside


何か兵士が一人邪魔だったから蹴り飛ばしちゃったけど、大丈夫か?


「国王、俺に被せている反逆罪の罪を取り消してもらおうか?」


「な、何故だ!?」


え?それは・・・


「邪魔だから?」


邪魔だからな、実際。


「仕方がないだろう!貴様が我の命令に従わないからだ!!」


声が大きいです、誰かか来るの期待してるのですか?そんな都合の良いことが「国王、朝の初訓練が終わりました」・・・来たよ。


「おぉ!泉か!ちょうど良い、こやつを的に訓練の成果を見せて見ろ」


この国王、勇者とその他が来たからっていい気にならないでください。俺は早く罪を取り消せって言ってるのに。


「的?・・・あ、お前か!!昨日はよくも俺をコケにしてくれたな!!」


泉は俺の方を見ると昨日の事を思い出したらしく大声をあげる。


「俺は貴方をコケにした覚えは無いんですけど」


うん、俺は何もしてないよ。


「五月蝿い!お前が俺を縛ったんだろうが!!」


確かに縛った、それが何でコケにした事になる?


「でもそれはコケにした事にならないんでは?」


「黙れ!・・・まぁ良い。今ここでお前を魔法で燃やしてやる!!」


そう言って泉は右手を俺に向けて来た。その手には魔法陣が浮かび上がっている。


「我の敵をその炎で燃やし尽くせ『ファイアーボール』!!」


泉の手から火の球が飛んでくる。


けどそれを避ける。


結果・・・後ろの国王に当たる。


「ギャァァァァ!!!」


何かこんなの昨日なかったか?サラの戦闘中に。


しかし、詠唱に炎って入れてるのに実際は火って。詠唱は自由だけど少しは考えようぜ。


確かにイメージはしやすいけど。


「お前何で避けるんだよ!!」


え?普通だろ。しかも国王の事無視?俺的にはナイスって感じだけど。


「勇者、普通魔法が飛んで来ら避けるだろ。それと、良いのか?こうしてる間にも国王、燃えてるけど」


俺がそう言うと同時に、国王に水の球『ウォーターボール』が飛んで行き国王を救助した。


さらに俺の所には『サンダーボール』が飛んできた・・・何故?


バチィ!


『障壁』を張ってガード。


「『サンダーボール』を使ってきたの誰?」


『障壁』を解除して歩きながら泉の後ろに話しかける。


「私ですが」


泉の後ろから女性が出てきた。あの兵士と似たような格好をしてるから、この城の魔導士か何かで泉に魔法を教える先生的なのに抜擢された人か?


「何で俺に魔法を飛ばしてくるのか教えてくれる?」


泉から5メートルぐらい離れた所で止まる。


「貴方が泉様を馬鹿にしたからですけど。何か?」


・・・この人。学校に居た時の泉の彼女のような、残念な美人って人か?この国の妃もそうだけど。


一体なにをしたんだ泉。


まぁ、笑顔を振りまいて。食いついた女性を言葉やらなんやらで丸め込んで落としたんだろうけどさ。


「別に、どの程度の人が勇者に魔法を教えてるのか気になったので。でも予想通りでした」


「そうですか。で、その予想とは?」


「はい、予想通り。この城の魔導士は・・・普通です」


魔力量は多い、だが使ってくる魔法が『サンダーボール』・・・舐めてるの?まぁ、国王に被害を出さない様にしたなら納得だけど。そうじゃんなかったら魔力濃度が薄すぎる。


あ、魔力濃度って言うのは、この世界の魔法を工夫した結果、判明した物だ。


「な、何ですって?」


「普通って言ったんですけど?」


プルプル震えてるな。しかも後ろから国王が「死んだな愚民が」とか言ってくるし。泉の後ろの奴等は「あぁ~あ、あいつ死んだな」とか言ってるのが聞こえて来る。


国王頑丈だな、でも後で覚えてろよ。


「ハッ!お前死んだな!!ケニーはな。この城の中で最強の魔導士なんだぞ!!」


「・・・嘘でしょ?」


「ハッ!いまさらビビっても遅いんだよ!!ケニー、やってやれ!!」


泉が何か言ってけどさ・・・あの人がこの城で最強の魔導士?そんなんだったらこの城の魔導士はどんだけ?戦争とか大丈夫か?


魔王にボコボコにされない?・・・あ、されそうだから勇者召喚か。


「はい、泉様。貴様、よくもこの城で最強の魔導士。国王様から貰った『殲滅』の二つ名を持つ私を侮辱しましたね」


あ、何か詠唱に入った。上級魔法でも撃つのか?あれが『殲滅』の二つ名を持ってるのか・・・でも国王様から貰ったって言ってるからギルドとかのとは違うんだよな?


なら、納得。

それと二つ名で思い出したけど。シェリー達の二つ名聞いて無かったよな、後で教えてもらうか。


「受けてみなさい!上級魔法『サンダーストーム』!!」


魔法陣から雷で出来た竜巻がこっちに来る。


これは・・・国王も巻き込まれるパターンだな。避けて国王にまたhitさせるのも良いけど、流石に死ぬよな。魔力濃度の薄いと言っても上級魔法、人間なら魔法で何かを付加でもしないかぎり一撃でジャイアントグレムリンのなれはての出来上がりだ。


それは俺でも変わらない。


まぁ、こんな時こそ自衛手段の出番だよな。


そんな訳で、ここは同じ魔法で対抗してみるか?でも、それじゃあ直ぐに別の魔法を使ってきそうだし・・・ここは。


「雷よ我の障害となる物をなぎ倒せ『サンダーウェーブ』」


魔法陣から雷の波が竜巻に向かって飛んでいく。


中級魔法で対抗だ。


魔法名を聞いた時、周りの奴等笑ってたけど・・・見物だぞ。


「そんな中級魔法で私の『サンダーストーム』に対抗できると思って?」


「・・・・・・」


出来ます。それに、森で魔法陣を魔眼で解析したりしてたらビックリした。この世界の魔法は必要以上の魔力を注いでも威力は変わらないように出来てるから。


バチィン!ヂヂヂヂヂヂッ!!


「ほら見なさい!貴様の中級魔法が私の上級魔法に飲み込まれていくわよ!!」


「・・・・・・・」


だから俺は魔法陣を改造して魔力量に応じた威力の魔法を使える用にした。でも、これには一つ欠点がある、多くの魔力を注ぎ込むと魔法陣自体が壊れてしまう。


結果、1ランク上の魔法の威力まで出せる事が解った。


相手の戦意を損失させるには十分だ。


ヂヂヂヂッ!バチィン!!バチィン!!


「何も言えないようですね!アハハハハハハッッ!!」


「・・・・・・・」


さらに、それをヒントにして創り上げた自作魔法がある。自分の魔力を相手の魔法陣に干渉できるようにしてから魔力をぶつけ、対象の魔法陣を破壊する自作魔法『破壊デモリッシュ』・・・でもこれは力技なんだよな、魔力の燃費悪いし。


バチッン!バチッ!パチッ


「ハハハハッ・・ハハ、ハ・・・・え?」


「・・・・・・・」


そこで、さらにそれをヒントにして創った『破壊デモリッシュ』の上の魔法で燃費が良くて使い道沢山の魔法『霧散分解アナリーパース』があるんだけど・・・この世界に存在する全ての物体、魔法陣に効果があるからな。


正直ヤバイ、人体とか生き物に使ったら名前の通り、体が分解されて霧散して消えていく・・・恐っ!

こっちは魔眼を使わないと使用出来ないから本当にいざって時にしか使わない。



「ちょ、ちょっと!何が起きたの!?」


「何だよ今の!?」


「・・・あ、もう終わった」


考え事してたら結構時間かかったな。泉と魔道士の人が叫んでるけど。


「貴様!一体何をした!!何故私の上級魔法が中級魔法に相殺されたのだ!!」


それか。


「ただ魔力濃度を濃くしただけですけど?」


言ったのは良いけど、俺以外で理解できるのか?まぁ、簡潔にまとめるけど。


「魔力濃度?何だそれは!!くだらない事だったら殺すぞ!!」


自分の魔法が相殺されたのそんな事言えるな・・・後ろの腰に剣を持ってる女の人とかに指示出してるし。接近戦で俺を殺そうとしてるのか?


「自分の魔法陣に多くの魔力を注ぎ込んで1ランク上の魔法にしか対抗出来ないけど、1ランク上の魔法になら対抗出来る用にしただけです」


「そんな事はありえない!魔法陣にどれだけ魔力を注ぎ込んでも威力は上がらなはずだ!!デタラメを言うな!!」


でも出来てしまう・・・魔眼って便利、発眼した時はかなり痛かったけど。


「貴様は殺されたいようだな・・・行け!!」


泉の後ろから女の人が出てきたよ・・・早く終わらせて国王に取り消し頼も。


「幻歩」


フッ


ドタドタドタドタッ!


「はい、終わり」


俺は泉と魔導士とその取り巻きを幻想流イマジン・アーツの歩法、幻歩を使って一瞬で接近して手刀を首に当て気絶させた。


「さて、国王。俺に被せてる罪を取り消して。貴方の意見は聞いてないから」


国王の方を向きながら言う。


「そ、そんな事する訳がn「シュッ」・・・取り消します!」


ん?今のは偶然俺が持っていたいつぞやのナイフがな、これまた偶然に手元が狂って、またまた偶然に国王の肌を掠めただけだ。


「ありがとうございます。では」


ドタッ!


国王を同じように気絶させる・・・ついでに。


ゴスッ!


顔を殴る。


「良し、スッキリした」


さて、国王から取り消してもらえる事になったし。記憶を消して戻るか。


俺は術式をさっき気絶させた人達と国王、それと最初に蹴り飛ばした兵士の元に展開する。


「『メモリーブレイク』」


バリィンッ!


何かが壊れる音が聞こえた。それが記憶を消せたという合図だ、今回は国王の記憶だけ細かく設定しないといけなかったから少し面倒だったな。


「やる事もやったし、戻るか」


足元に魔法陣を展開させる。


「さっきの裏道に『転移』」


フッ





~~~裏道~~~


トン


「これで無事、学園に入学出来るかな?」


まだ試験自体受けてないけど。


ギルドに向かいつつサラとリニスに念話で連絡でもしておこうかな?


「・・・やっと見つけた」


バッ!


後ろを勢い良く振り向く・・・が、そこには闇しか無かった。


「・・・確かに人の気配と声がしたような気がしたんだが」


・・・まぁ、いっか。歩き始めると同時に念話を開始する。


『サラ、リニス、聞こえる?』


『聞こえてるよ』


『こっちもだよ~。で、どうしたの?』


『うん、俺に被らされた罪だけど取り消してもらったから。その報告を』


『そう、これで安心して学園に行けるね』


『まぁ、入学試験に受からないといけないけど』


『エレンだったら楽勝だって』


『そうか?』


『そうだよ~』


『そっか。で、二人は今何をしてるんだ?緋香里の訓練?』


『何で解ったの?』


『それは、今さっき城に行った時にもう一人の勇者が訓練を終えて俺に魔法を飛ばしてきたから』


『・・・私、あのクソ勇者に最上級魔法当ててくるねぇ~』


『待てリニス!あぁもう!!ごめんエレン、リニスを止めてくるから今回は切るね!!』


『しっかり止めて来て』


『解ってる。じゃあねエレン』


『じゃあ』


ブツ


・・・頑張れ、サラ。




???side



「やっと、やっと見つけました・・・私の兄様」


暗闇の中で黒髪黒目の女性がそう呟いた。





誤字脱字、キャラやらその他色々待ってます!!

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