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異世界で  作者: 闇風
16/29

ギルドの勧誘?個人情報じゃん!

すいません、夏休みの宿題やらで遅れてしましました!


編集完了しました。

ひとまず・・・


「何時まで転がってんてんだよっ!」


ドゴォ!


「ぎゃふっ!?」


ビュンッ!・・・バキバキッ!ズザザァァ!!


「よし」


あ、どうもさっきまで転がっていた狼を蹴り飛ばして森の木々をなぎ倒したエレンです。次わっと。


「メイ、大丈夫ですか?」


気絶してしまったメイを起こす。


「・・・(ピクッピクッ)」


ダメだ、さっきからピクピクとしか動いていない。でも顔は凄い笑顔・・・人間ってこんな表情できるんだな?


「ヘル~、戻ってこ~い!!」


俺はさっき蹴り飛ばしたヘルを呼ぶ。


ガサッ


「エレン、さっきのは酷くはないか?」


速いな。


「でもさ、お前ず~~~~~っと。転がってんだ、蹴りたくもなる」


「いやいや!あの威力はないであろう!?我でなかったら死んでも文句は言えない位の威力であったぞ!?」


「・・・そりゃ、知ってたよ。ヘルだったからこそあの威力で蹴ったんだから。信頼してるんだよ?」


嘘だけど。てか怖い、大きな狼が至近距離で大声だすのは怖い・・・まぁ慣れてるけど。


「そ、そうか。なら仕方がないの、信頼しているんだからな///」


・・・まぁ、勢いで口にしたけど。結果オーライ。


「じゃあ、ギルドに戻ろっか。依頼も終わった事だからね」


早く戻ってご飯食べて寝たい。


「・・・そうだな」


「ん?どうしたのヘル?」


何か考えているいるようだけど。


「いや、我はこの姿のままで良いのだろうか?」


「あー・・・狼のままじゃあダメだね」


そうだよ、ヘルがそのままだったら討伐されるじゃん・・・まぁ、ヘルを倒せるの奴はそんな居ないと思うけど。


「・・・解った。ならば人型になればよかろう」


「そっか、ヘルは魔獣で人型になれるんだっけね」


忘れてたよ、自分で言ったことなのに。


「うむ、少し待てってくれ」


「了解です」


俺は後ろを向いてヘルを視界から外す。

しかし、どんな顔してるんだろ?まさかまたイケメンって落ちは止めて欲しいよ。これ以上顔が整っている者を集めて何をしろと?アイドルグループでも作るか?


なんてな。


「終わったぞエレン」


さて、どんな顔かな?


俺は振り向く。そこには・・・


「どうだ?この姿は誰にも見せた事はないのだぞ」


「ヘル・・・雌だったのか」


将来、綺麗な美人になるであろう子供がいたよ・・・身長は160Cmぐらい黒髪で赤目の。


それにしても、また・・・か。


「そうじゃが?何か変だったかの?」


・・・一先ず


「服着て」


「もっとらん!」


「威張るな!」


何で人間になれるのに服というものを持ってない?いや、森の中で生活している分には問題ないか。じゃあサラ達が特殊なのか?


俺は空間から昔リニスの着ていた服を取り出してヘルに渡す・・・別に邪な気持ちはない。こういう時が何時か来そうだから取っておいただけだ。


「これを着て」


「エレン。お主今、何処からその服を取り出した?」


服を受け取ったヘルが聞いてくる。


「別の空間から取り出したんだ、空間魔法ってやつ」


サラから聞いたらこの世界には空間魔法という物があるらしい。といっても古代魔法だけれど。


「な・・・エレンは古代魔法を使えるのか!?」


「まぁ、でもそれは内緒で」


バレたら面倒な事になりそうだから。というか絶対なる。


「・・・うむ、任せろ!」


ヘルは無い胸を張りながら言う。


「さて、ヘルの着替えも終わったし。ギルドに戻りますか」


「うむ、楽しみだ」


俺は未だに気絶しているメイを背負う。


「あ、ヘル。ヘルが魔獣だって事は絶対にばらすなよ」


「解っておる、人間共が五月蝿くなるからの・・・まぁ、その時は食い殺してやるがな」


メイは笑いながら言う。


「いやそうだけどさ、って殺すのはダメ。バレたら俺に言いなさい」


何ナチュラルに殺人宣言してるんだよ。


「解った・・・して、エレンは何をしておるのだ?」


「これね。俺とメイが受けた依頼はジャイアントグレムリンの討伐だから、討伐の証として体の一部を剥ぎ取ってるんだよ」


ジャイアントグレムリンの討伐の証である長い変な形をした耳。それを俺は剥ぎ取っている・・・正確には探してるか?

・・・魔法で原型留めてないから探すのに一苦労だ。


でも、何故か耳はちゃんと残っている・・・耳スゲェ。


『ゲートオープン』


俺は空間から取り出した袋に耳を入れる。


『ゲートクローズ』


「良し、これで大丈夫。ヘル行くよ」


「うむ」


ヘルに声を掛けて歩き出す・・・けどやっぱり。


「面倒い・・・お腹減った。ヘルこっちに来て」


「ん?どうしたのだエレン」


ヘルはキョトンとした顔をしながらこっちに来る・・・可愛い。


「歩いて帰るのは面倒だから転移しようと思う」


俺はそう言って魔法陣を展開する。


「・・・は?転移?」


「そ、転移」


その言葉を最後に俺とヘルそして気絶しているメイは転移した。








~~~ベアトリス王国100m前~~~


トン



「到着。やっぱり転移は楽だ、マーカーをつけないと何処か行っちゃうけど」


でもやっぱり転移を使うと何かが抜けていく感じがするな。さっきジャイアントグレムリンに魔法を撃った時にも転移する時ではない程にしても何かが抜けた気がする・・・魔力?


でも今まではこんな事なかったのに。


「・・・なっ!?」


まぁ、後で考れば良いか。


「ん?どした、ヘル?」


「エレン!お主の魔力は大丈夫なのか!?」


魔力?・・・あぁ、転移は魔力をよく使うらしいから心配してくれてるんだ。


「大丈夫だよ、俺の魔力は転移ぐらいで無くなったりしないから。ましてや死ぬなんて事はないから安心して」


俺はそう言ってヘルの頭を撫でる。


「・・・うむ///」


いいね、顔を真っ赤にして。和むなぁ、ヘルを撫でててると四鬼を思い出す。


「じゃあ、早く行こっか」


「・・・(コクン)」


顔が赤くなって首だけ振る所なんてそっくりだもん。


「あ~、でもヘルの髪の色をどうにかしないといけないよな」


「・・・なんでじゃ?」


「いやね、魔族って髪が黒いじゃん?だからさ、色々困ると思うんだよね」


だから俺だって髪を銀色にして瞳を緑にしてるんだし。


「エレンよ、魔族は目も黒いんだぞ?髪だけ黒い種族なんて他にもいる。髪と眼が漆黒の様に黒いのが魔族であって、どっちかだけが黒いのは別に何も言われないぞ」


まぁ、少しは驚かれるがな。とヘルが言った。


「・・・え、そうなの?じゃあ俺が今まで隠していた髪と目は一体なんだったの?」


「エレンよ、お主は本物の魔族なのだぞ?隠すのは当たり前だろう」


良かった、俺の隠す一日だけの努力は無駄にならなかったんだ。


「・・・そうだね。俺って本物の魔族なんだから隠すのは当たり前だった」


でも、片目は赤だから意外と隠さなくてもいける?


「しかもエレンは片目だけが赤だから不幸の対象と思われるのではないか?魔族からも魔族では無い種族からも」


俺の考えは音を立てて崩れ去った。


不幸・・・・うん、確かに不幸かも。親からは捨てられるし、いきなりサラと戦闘始まったり、でもそのおかげで色々な人に出会えたりしたし・・・意外とOK?


「ヘルも俺をそんな眼で見る?」


「そんな事ないぞ!エレンをそんな眼で見る奴が居たら我が直々に殺してやる!!」


・・・嬉しいね。何か凄い事口にだしてるけど。


「ありがとねヘル」


俺は嬉しくて笑顔で感謝の言葉を口にした。


「(ボン!)////」


「あ・・・ヘル~?」


「・・・/////」


気絶者が一人増えた。


「仕方ない、魔法で浮かせて運んで行こう」


『エア』


まぁ、魔法と言ってもただ精霊にお願いして風を操って運ぶだけなんだけど。

いわゆる一つの精霊魔法ってやつだ。


「さてさて、早く戻るかな」


俺はギルドに向かって歩き始めた。







~~~ギルド~~~


・・・ここまでの人の視線がウザかった。何でこんな夜中なのにあんなに人がいるんだよ、しかも酔っ払っていたからメイやヘルに手を出そうとしたり俺から奪うために喧嘩挑んでくる奴がいて・・・・疲れた。


特にヘルを狙っていた奴等はロリコンか?と疑問に思った。


全員ナイフで壁に縫い付けたけど・・・やりすぎたか?

仲間関係だとコントロールが出来ないな。


ガチャ


俺はギルドの扉を開けて中に入り、受付まで歩いて行く。


視線が・・・。特に男の視線が殺気混じり、そんな眼で見ないで下さい。

まぁ、でも気絶しているメイとヘルを見ると黙る。


「リンさ~ん、依頼終わりました」


「あ、エレン君!大丈夫だった!?」


俺はリンさんを呼んだら凄い勢いでこっちに来た。


「あ、はい。これが討伐の証拠です」


俺は腰に巻いていた袋に入れておいた耳を取り出す。


「確かに。ところでエレン君、何もなかった?」


「はい、大丈夫でしたよ。まぁ、メイドさんが・・・」


俺はそう言いながら気絶しているメイとヘルの方を見る。リンさんもつられて見る。


「メイドさんとこの子は何で気絶してるの!?というかこの子誰!?」


「あー、色々あったんですよ」


「その色々の部分が知りたい!」


どうしよ?嘘と現実を混ぜて話す?それとも気絶した原因を簡潔にまとめて話す?


「了解です」


簡潔にまとめて話そう、原因を。絶対理解出来ないだろうけど。


「うんうん」


「簡潔にまとめると、俺が笑顔で話しかけたら気絶しました。ちなみにこっちの子はヘルって言ます」


「・・・はい?」


疑問に思うよな。何で笑顔なんかで気絶するのかって。


「エレン君、ちょっと笑顔作ってみてくれない?」


まぁ、作れって言うならやりますけど。

効果なないんですよ。


「こんな感じですよリンさん」


笑顔で一言。


「・・・?」


まぁ、当然の反応だな。


「まぁ理解出来なくて良いです。あとヘルは俺と一緒に旅します。で、依頼の報酬なんですけど」


「あ、そうだった。ちょっと待ってね、それと依頼の事と他にエレン君に話したいことがあるから」


そう言ってリンさんは奥に歩いて行った。


にしても話したいことってなんだろ?もしかして城の兵士でもきたのか?


「「ん・・・・・ハッ!」」


あ、二人が起きた。しかも同時に。


「おはよう、二人とも」


取りあえず声を掛ける。


「む・・・エレンか。おはよう」


「あ、エレン・・・エレン様すみません。気絶してしまっていたようですね」


流石Aランク。気絶して起きたばかりなのに直ぐに周りの状況を把握して言葉使いを直した。

順応性が高いね。


「問題なし。途中までは背負ってたけどヘルも気絶しちゃったから魔法で運んだし」


「そうですか、ありがとうございました・・・・チッ、狼のせいでエレンの背中が」


最後の方は聞こえなかったけど何か嫌そうな顔してたな。やっぱり最初から魔法で運んだ方が良かったのかな?


いろいろと。


「エレン君、報酬持ってきたよぉ」


「リンさん、ありがとうございます。それと気絶していた二人が起きましたよ」


「お、メイドさん起きたんだ。ちょうど良かったよ。で、どうするの?」


なに?リンさん真剣な顔でメイに何を確認してるの?


「エレン様は申し分ない位の方です。私は一生エレン様に付いて行くつもりです」


あぁ、メイが俺に仕えるかどうするかってやつね。何かメイはあの時とんでもない事を口走っていたような気がするんだけど・・・・スルーって事で。


あれはトラウマになりそうだ。


「そっか、うん。頑張ってね」


「ありがとうございます、リン」


「うん。で、話は変わるけど報酬ね」


「ありがとうございます」


俺はリンさんから袋を受け取り中を確認する。


「報酬はジャイアントグレムリン一体の討伐だから、金貨5枚だよ」


凄いよな、この金貨1枚で日本で言う。100万の価値がある。ちなみに銀貨は1万、銅貨は100円、白金貨は1億だし。


「はい、確かに。ありがあとうございます」


「いえいえ、お礼を言うのはこっちです」


まぁ、依頼を受けてもらってる立場だからかな?


「それはそうと、リンさん。確か何か話があるんじゃないんですか?」


「あ、そうだった。エレン君達に話があるんだよ」


「何ですか話というのは?」


メイがリンさんに聞く。ちなみにヘルはさっきからギルド内をグルグル見渡している。


癒されるな。


「うん、エレン君をギルドに入れたいって人が居るのよ」


「ギルド、ですか?それは俺だけ?それともメイドさんとヘルを一緒でも?」


もし、俺だけならお断り。まぁ、チームギルドに入るつもりもないし。


「う~ん、それは実際に本人達に聞いてみないと分からないよ」


「その人達は今いるんですか?」


「今はこのギルドの宿で寝てるけど、もし話を聞いてくれるなら明日の朝に個室で話し合おうって」


まぁ、話し合うだけならいいか?どんな人が俺を誘ってくれたのか気になるし。でも・・・


「リンさん、何でそのギルドの人達は俺を?どっかで俺の事見てたんですか?」


もしこのギルドで見ている人の中にいたんだったら気がつかなかったな。


流石にあの状況で個人特定は

難しい。


「違うよ。一人は君を見ていたと思うけど。あとの人はエレン君達が依頼に行ってる時にその一人の人と合流して、エレン君が書いたあの登録用紙があったでしょ?」


いろいろ書いたあれ。


「戦闘スタイルとか武器とか書いたあれですよね?」


「そう。それってね、チームギルドに入ってない人のは勧誘のために他の人にも見せれる事ができるのよ」


「そうなんですか?」


それって個人情報だよね?


「うん。それで、エレン君の事を見ていた人が勧誘したいらしくて、待ち合わせていたメンバーに相談してエレン君の登録用紙を見て、そのギルドのリーダーが勧誘しようって言ったのよ」


俺の気配に気がつく辺り、メイドさんと同等かそれ以上かな?


しっかり隠しておくんだったな。


「なるほど、でもそれって個人情報ですよね?良いんですか?」


「大丈夫よ。その登録用紙が見れるのは有名なチームギルドじゃないと無理だから」


有名ね。じゃあ、俺の予想は的中かな。


「なるほど。リンさん、そのチームギルドの名前って何ですか?」


「ふふっ、エレン君は知らないと思うけどメイドさんはきっと驚くよ。私も最初は驚いたもん」


「私が驚く程のギルドですか?」


いや、確かにチームギルドは知らないけどさ。そうズバっと言わなくてもいいんでは?


「そう、そのギルドの名前は。『明け色の陽燐』よ」


何それ?


「『明け色の陽燐』!?世界でもトップクラスじゃないですか!?」


「そう、そのトップクラスのギルドから勧誘が来てるのよ。エレン君、やったね!」


「ありがとうございます?」


何がどう凄いのか解らないから曖昧な返事しか出来ない。


「エレン。『明け色の陽燐』とは何なのだ?」


「さぁ、知らない」


俺とヘルは何が何だかわからずにいる。


「まぁ、何にしても明日の朝になればわかるんだし、今日はもう何か食べて寝よう」


そうだ、明日になれば解るんだし。今悩んでも仕方がない!


「そうですね。ではリン、何か食べ物と宿の手続きをお願いします」


「は~い、じゃあ適当な椅子に座って待っててね」


「「はい」」


「解りました」


でも、ひとつ言えるのは明日やる事が一つ増えたって事だな。まぁ、とにかく今はご飯だ。ギルドのご飯ってどんなのだろ?

どうでしたか?

グダグダだと思います。


あと、アンケートというか気軽に答えてくだされば嬉しいです。


1・エレンを学園に通わせる


2・学園に通わず色々な所で無双


の二つです。まぁ、今後の方針ですねww




では、誤字脱字その他色々、アンケート?の返事待ってます。

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