私を丸ごとあなたにあげるから、”100のお願いを聞いて“と俺は彼女にそう言われて、、、。
”私を丸ごとあなたにあげるから、”100のお願いを聞いて“と
俺は彼女にそう言われて、、、。“
俺は33年間、一度も彼女を作った事がない男!
だから女の子と出会う機会もなく今まできた。
まあ、”日常生活で彼女が居なくても全然平気でやってきた
のだけど、、、?“
此間、久しぶりに実家に帰ると? 俺の母親が俺にこう言った。
『”アンタさ、いつまで独身でいるの? 彼女ぐらい作りなさい!“』
『・・・で、でもさ、出会いもないし、』
『男友達に言って、女の子が居る飲み屋でも連れてってもらったら?』
『あぁ、考えとく。』
『”次帰って来る時は、必ず彼女も連れて来なさいよ!“』
『・・・ううん、』
俺の母親は俺の事を心配して言ってくれたのもあるけど?
早く彼女や孫の顔が見たいらしい。
俺は一人っ子だし、母親の周りのオバちゃん連中は息子の嫁や
孫の話でもしているのだろう。
だから母親もその輪に入りたいんだと思う。
でもさ、これって? ”縁だし“
そんな簡単に彼女も出来ないよ。
だけど母親はそんな事も分かるはずもないし、俺の顔を見れば
そればかり言い出すんだ!
もう実家に帰るのが俺はストレスでしかたがない。
帰りたくないけど? 頻繁に母親から俺の携帯に連絡が来るし、
しぶしぶ帰るしかないんだよな。
*
・・・そんな時、俺の会社の先輩が俺に声をかけてくれた。
殆ど俺はこの先輩と話をしたこともない会社の先輩。
その先輩が俺と一緒に仕事帰りに、”ある店に行かないかと誘ってくれる。“
その店とは? ”じんまりしたスナックだった。“
小さな店の古びた外装のスナック。
でもお店の中に入ると? 少し薄暗く若い女の子が3人居て、お店のママが
一人居た。
『いらっしゃいませ~あら? 古谷さん、今日はお友達を連れて来て
くれたの?』
『まあね、会社の後輩なんだ! 名前は百瀬。』
『百瀬さん? なんかいい名前ね! 下の名前は?』
『アキラです。』
『アキラ君、今日は楽しんでいってね!』
『はい。』
『一杯目は、何を飲みます?』
『じゃあー先ずはビールで!』
『”私達もいいですか?“』
『勿論! 飲んで。』
『じゃあ、有難くいただきます!』
『あぁ!』
『じゃあーみんなで乾杯しましょうか?』
『あぁ、乾杯!』
【カンパーイ!】
・・・俺は今日産まれ初めて、若い女の子と話をして楽しいと思えた!
だから男は皆、女の子が居るお店に飲みに行くのだろう。
ニコニコ俺の横で笑いながら俺の話を真剣に聞いてくれる女の子。
そんなお店の中で一人の女の子が俺は気に入ってしまう。
楽しくその日はほろ酔いで家に帰る。
それと今日、俺をこのお店に連れてってくれた会社の先輩に
お礼を言って家に帰った。
その後は、一人でも俺はそのお店に通うようになった。
俺が気に入った女の子にただただ会いたくて通っているのだ!
彼女も俺がお店に行くと? 嬉しそうに俺の横に座ってお酒を
注いでくれる。
そして俺がその日、いい気分でお店を出ようとしたら?
彼女が俺に意外な事を言って俺は驚いた。
『”私を丸ごとあなたにあげるから、”100のお願いを聞いて!“』
『えぇ!? 100のお願い?』
『大したことないわ、でも最後のお願いだけはちゃんと叶えてね。』
『・・・あぁ、ううん、』
『”じゃあ、100のお願い明日、お店に来てくれたら全部話すわ、
それまでお預けね!“』
『・・・ううん、』
・・・次の日、彼女と約束した通り仕事帰りにお店に行った俺は、
彼女から100のお願いを聞く事になった。
『・・・99個目は髪色は絶対に黒髪でいる事、最後の100個目は?
私だけを愛して! 他の女は絶対に見ないで! それが最後の約束よ。』
『・・・ううん。』
こうして俺は33年間の彼女なしから卒業する事になる!
”初めての彼女が今の彼女だ!“
それから早速俺は実家に彼女を連れて行くと?
俺の母親は俺も見た事がないような顔で彼女を見ていた!
『わーあ! アキラの彼女? 嬉しい! ずっと娘が欲しかったのよ~。』
『私もお母さんに会えて嬉しいです。』
『”ワタシの事を本当の義理の母親だと思っていいからね!“』
『はい!』
俺は”初めての彼女ができて、彼女をあちこちに連れて行く。“
余りにも嬉しくて、全然会ってなかった昔の友達にまで連絡を取り
彼女をその友達に会わせたほど嬉しかったのだ。
俺の初めては全部、”彼女だった。“
その後は案外幸せに今もやっている。
*
・・・ただ彼女と付き合って2年半が経った頃、他の女の子が気になる
ように俺はなった。
会社に新しく入って来た新人の事務の女の子。
彼女より5個も下の女の子なんだ。
まあ、まだ気になってるだけだから彼女にもその事はバレてないだろうし、
あの彼女からの100のお願いの100個目の願いを俺は破らないか
今から不安でならない。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




