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50年後には直接民主制になっていると思う~AIによる政治~

作者: 結月実

現在の日本及びその他の民主主義国家では直接民主制が採用されています。直接民主制ではありません。その理由は、技術的なものに過ぎない、と思うのです。


そのため、技術の進歩により直接民主制が実行可能になれば、多少タイムラグはあるにしても、直接民主制が実現するだろうと思うのです。


では具体的に何が技術的な障害になっているかを考えてみましょう。



一つ目は、国民全員でその法律に関して投票を行うのは、毎回同時に大量の通信を必要とするため難しいという点です。


しかし、この問題点に関しては、インターネットの普及により既に過去のものとなっています。あとは、インターネット投票を解禁すればよいだけです。



二つ目は、国民全員が、毎回その法律に関して学び自分なりの意見を持って投票に臨むというのは、国民への負担が大きすぎるという点です。時間も労力もかかりすぎてしまいます。


この二つ目の問題点は、一見すると、例えどんなに技術が進歩しても解決しない問題のよう思われます。今回のエッセイでは、この二つ目の問題点が既にかなり解決に近づいている件に関して書いていこうと思います。



先ず、結論から述べると、50年後ではAIによる政治が行われているのではないかと考えています。AIによる政治では、それは全然直接民主制ではないじゃないか、そう思った方もいるのではないでしょうか?


そこで、どうしてAIによる政治という話が出てくるのかを順序だてて説明します。


先ず、自間や労力が必要なのが問題なら、機械化や自動化をすればいいのではないか、となります。


その為、法律について考えるという部分を機会に代行させ、その人の日々の何気ない仕草や発言などからその人の考えを読み解き、その一つ一つの動作を投票の代わりとします。


つまり、あなたの世間話が、服選びが、独り言が、「投票」なのです。


この、日々の何気ない言動からその人の考えを読み解きそれに基づいて政治をする、というのは、実質的には、AIによる政治のことを意味しています。だから、50年後ではAIによる政治が行われているのではないか、という結論に至ったのです。



流石に政治分野では知っている限りではまだありませんが、これと似たようなことは現実にも行われています。


例えばYouTubeがそうです。人々の閲覧数や高評価数、視聴持続時間などを基にした「投票」からその動画の優劣を計り、おススメ動画を決めています。


現在既に行われている、直接民主制的プロセスが、政治の分野にも拡大するだけ。こう考えると、現実味を帯びた話に思えませんか?



まとめ

・直接民主制ではないのは技術的理由のみ

・毎回同時に大量の通信を必要とする問題点はインターネット投票で解決可能

・毎回その法律に関して学び自分なりの意見を持って投票に臨むのは時間も労力もかかりすぎるという問題点は、AIによる政治で解決可能


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