SCP-173 彫刻-オリジナル(The Sculpture - The Original)
オブジェクトクラス:Euclid
SCP-173は施錠されたコンテナに保存すること。コンテナには3人以上で入り、そのうち2人はずっとSCP-173を見つめる。何故かって?もちろん死ぬからさ!
SCP-173はコンクリートと鉄筋で構成され、クライロン社製のスプレーが吹き付けられた跡のある彫像であるが、生きている。生きている彫像とか意味分からないけど生きている。素性は不明で収容時期や過程も不明。そして極めて敵対的。
SCP-173は直視されている時は動かないが、視線を逸らしたり瞬きすると高速移動で近づいてくる。そして、首を絞めたりへし折ってくる…こわっ!だからコンテナ内に入っている間、瞬きする時はお互いに警告し合うように言われている。
さらに、コンテナに誰も入っていない時は中から石を擦るような音がすると報告されている。つまり、誰も見ていない時には自由に動き回っているよう。視線のない時だけコンテナ内をずりずり歩く彫像…ちょっとかわi(殴)
そんなに危ないならコンテナに入らなければいいじゃん!と思うかもしれない。けれど、入らなければいけない理由がある。それは掃除のためだ。彫像の部屋の掃除って…埃か?って、違うんだよ。SCP-173は食餌行為が確認出来ていないにも関わらず、排泄物と血液の混合物を床に垂れ流す。彫像なのに。どういう原理かは不明らしい。これの掃除のために職員は、定期的にコンテナ内に入らなければならないのだ。1人が掃除、2人が交互に瞬きしながら監視…当人は命がかかっているから至って真面目にやるのだろうけれど、傍から見たら物凄くシュールな図になる。
さて、何故このオブジェクトを始めに持ってきたかというと…なんと、SCP-173こそがSCP財団の原点、初めて作られた報告書なのである!
海外の掲示板サイトの「4chan」に日本の芸術家である加藤泉氏の『無題 2004』という彫刻の写真が投稿された。そこにユーザーが設定をつけていき、初の報告書が作成された。
ちなみにSCP-173は画像を含む場合は営利利用が認められていない。もちろん作品自体もSCPのストーリーとは無関係であるため、ご本人に迷惑がかからないようにコンテンツを楽しもう。
設定や怖さが分かりやすく、SCP-173は様々なJoke記事やTale記事、クロステストが行われている。長くなるのでここでは紹介しないが、そちらも読んでみてね!
「SCP-173」 Moto42氏作
http://www.scp-wiki.net/scp-173
次回紹介するSCPは、SCP内でもトップクラスの知名度を誇る化け物…
キミ以上に強い子は作っちゃダメなんだよ、クソトカゲ君!