基本情報
SCP財団について
オブジェクトとオブジェクトクラスについて
職員とセキュリティクリアランスについて
支部について
まとめ
長い…読みたくない…って思った人は(私も思った)最後だけ読んで下さい。暇な時に気になる所だけどうぞ!
SCP財団とは異常存在を「Secure(確保)」し、「Contain(収容)」し、「Protect(保護)」している秘密組織のこと。その過程で多くの協力者を使って研究し、定めた「Special Containment Procedures(特別収容プロトコル)」を元に作成した報告書形式の創作サイト。異常存在は正確には「SCPオブジェクト」または「SCiP」と呼ばれるが、読者はこれ自体を「SCP」と呼ぶこともある。分かりづらいって?そのうち慣れるよ(体験談)
いや、異常存在って何だよ!って言う声が聞こえてきそうだから説明しよう。異常存在とは、自然法則?ナニソレオイシイノ?と言わんばかりの存在、場所、物体、現象のこと。例えば漫画に出てくる特殊能力を持つ主人公、RPGのキャラクター、特殊効果のあるアイテムやフィールドとか。なろう系主人公や某青いロボットの持つひみつ道具なんかは全部収容されることだろう…(実際似てる奴もある)
財団は収容したオブジェクトにSCP-〇〇〇のように番号を振って管理しており、基本的に以下の3つのオブジェクトクラスに分類される。
Safe:容易かつ安全に収容できるオブジェクト。触らなければ動かないもの、収容方法が確立されているものなど。
Euclid:完全を収容するために多くの資源が必要、または収容方法が信頼できないオブジェクト。自律性や知性を持つものは主にここに分類されており数が多い。
Keter:継続的または完全に収容することが困難なオブジェクト。財団の手を逃れてあっちへこっちへ。
ここで注意しないといけないのが、オブジェクトクラスは危険度ではなく、収容の難易度によって決まるということ。例えば核爆弾のオブジェクトクラスはなんだと思う?そう、Safe。いくら人類に被害があろうとも、勝手に移動したり爆発したりしないから安全。つまり、人類を滅ぼすSafeもいれば、特に何もしないKeterもいるってこと。でも大体はクラスと危険度は対応してるって考えても大丈夫だよ!
さて、基本的に3つと言ったけれどそれ以外にもいくつかよく使われるオブジェクトクラスが存在している。
Thaumiel:財団が他のオブジェクトを収容するために使用するもの。財団の最終兵器。
Neutralized:故意または過失によって破壊、無力化されたオブジェクト。もう異常じゃない。
Explained:異常性が科学的に解明されたものやそもそも異常性がなかったオブジェクト。どうしようもない程広がってしまったものも。何でもなかった。
まだまだ特殊なクラスはあるけれど、ここまで知っていればほぼ完璧!
ここで簡単に整理してみよう。オブジェクトクラスを判断する非公式ガイドライン「鍵の掛かった箱テスト」を引用する。
・「それ」を箱に入れて鍵をかけ、放置した時に何も起こらなかったらSafe
・「それ」を箱に入れて鍵をかけ、放置した時に何が起こるか予測がつかなければEuclid
・「それ」を箱に入れて鍵をかけ、放置した時に簡単に脱走すればKeter
・「それ」そのものが箱ならばThaumiel
ね?分かりやすいでしょ?
え、さっきは流したけど犠牲者ってどういうこと?って思った君、まだSCPの世界に染まってないね!
財団はオブジェクトを見つけると、職員を派遣して回収する。そしてサイトと呼ばれる収容施設に持って帰る(もしくは土地を買い取ってその場に新しく建設する。お金持ちだね!)。次は安全に保管するためにどんな能力があるかや管理方法を研究しなければならない。その時によく使われるのがDクラス職員と呼ばれる人々。
財団には様々な人が勤めていてそれぞれA〜Eにクラス分けされている。
最も出番が多いDクラス職員は死刑囚や終身刑の犯罪者で構成されており、最も危険な任務に携わる。オブジェクトに直接殺される人、オブジェクトの影響を広げないために終了される人…。1ヶ月間実験に参加し、生き残れたら解放するという契約を結んでいるらしいが…?その他にもやらかした職員とか降格させられるらしい。
他にも時々登場するO5評議会という13人で構成される集団は、財団の最高指揮権を持つ。彼らは全てのオブジェクトの情報を知っており、財団職員にとっても謎の多い存在。さっき13人と言ったけれど、もっと沢山いるかもしれないし、もしかしたらたった1人しかいないかもしれない…人間かもしれないし、人間だった何か、はたまた元から人間ではないのかもしれない。何だそれ。しかも、個人情報が機密のため1から13の識別番号で呼称されるという訳の分からない集団である。ヤバそうなオブジェクトの報告書に出てくることがある。
その他にも面白おかしい(?)職員達がいっぱい!出てきたら紹介しよう。
報告書にはアクセス出来る人と出来ない人が存在する。それらはセキュリティクリアランスレベルによって0から5に明確に区分されており、職員は自らの持つレベル以上の情報には関わる事が出来ない。
レベル0(公式用途のみ):作戦データにアクセスしない職員に与えられる
レベル1(内部機密):間接的もしくは情報のみに接触する職員に与えられる
レベル2(最低レベル機密):オブジェクトに関する情報にアクセスする必要のあるセキュリティ担当者や研究職員に与えられる
レベル3(極秘):オブジェクトに関するより深いデータを必要とする、上位のセキュリティ担当者や研究職員に与えられる
レベル4(最重要機密):サイト全体、財団の作戦やプロジェクトに関する長期戦略のデータへのアクセスを必要とする上位の管理者に与えられる
レベル5(Thaumiel):あらゆる戦略上の情報と機密データへのアクセスが認められ、基本的にO5評議会員に与えられる
まあ第四の壁のこちら側にいる私達にとって、セキュリティクリアランスレベルなんて存在しないのと同じことなんだけれど(笑)
財団の本部はアメリカだが、世界各地に支部が存在している。もちろん日本にも…支部の管理するオブジェクトにはSCP-〇〇〇の後に支部を表す文字が並び(国によっては間に挟む)、国ごとに文字が変わっている。ちなみに日本は「JP」。メタい事を言うと、ホームページ自体がアメリカ発祥。日本には翻訳版のみだったが、そのうち日本独自の創作が増え、支部創設に至ったそうな。本部アメリカに「日本にはSCPを生み出すSCPがいる」と言わしめる程発展しているとか…
ここまで長々と説明を書いたけれど、結局は「SCP財団は訳わかんないヤバい奴らを集めて管理し、一般市民の普通の生活を守る正義(?)の組織」ってこと。財団世界に明日はあるのか。
「SCP財団とは」
http://ja.scp-wiki.net/about-the-scp-foundation
こちらに財団の理念が詳しく載ってます!
記念すべき1回目に紹介するSCPはもちろんあいつ!
命を懸けただるまさんがころんだ、一緒にやろう?
4/19 改稿について
「O5は集団である」という説明に関してご指摘を頂き、情報を追記致しました。ミステリアスすぎて作者も完全には理解できておらず…違和感を覚えていた方、すみませんでした。