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番外編。あさズバ

私、浅川 かなぎ。光沢高校新聞部、期待の一年


今日は校内で絶対的な人気を誇る佐藤 秋先輩。その秋先輩の弟さんにスポットを当ててみたい思います


では先ず本人への取材の前に、校内で聞き込みをしてみましょう



聞き込み1 南校舎一階の廊下。一年男子


「恭介先輩? 恭介先輩って……ま、まさかあの佐藤 恭介先輩!? ひぃいいい!」


聞き込み2 南校舎三階の階段。三年男子


「佐藤 恭介だって? ……獣だよあいつは」


聞き込み3 体育館前。二年女子


「佐藤君? 優しいよ普通に。でもね、ある事をすると鬼になるわ……あなたは女の子だから大丈夫だけどね」


聞き込み4 南校舎昇降口。二年男子


「死にたくないなら奴に近寄るな。これが此処でのルールだ」


と、四人の方にインタビューをしましたが、なんだかおかしな証言ばかりです。佐藤先輩って、どんな人なのでしょう……


「あっちだ〜。秋先輩に馴れ馴れしく声を掛け、肩に触れた一年が大魔神の怒りに触れたぞ〜」


「だ、誰か恭介を止めるんだ! 今回は死人が出るかもしれない!」


恭介先輩!? チャンスです! 声がする食堂へ急ぎましょう!


「うぬか、人の姉にちょっかい出した男は」


食堂では、真ん中で睨み合う二人の男子が居ました。その二人遠巻きに見ている沢山の生徒達。みんな何だか怯えている様な気がします


「なんスか先輩。俺に何か文句でも?」


「ば、馬鹿、止めとけ一年! そいつは姉が絡むと世紀末覇者より恐ろしい男になるんだ!」


「はぁ? しんねーっすよ、そんなの。俺はただ可愛い子に声をかけただけじゃないっすか。ま、一応、今後も狙っていきますけど……いてぇなこら、なに人の肩掴んでんだ……だ!? あだだだだだ!!」


佐藤先輩の手に、太い血管が浮きあがりました! 目の錯覚か、身体も二回りぐらい大きくなったような……


「なぁ、知ってるか?」


「な、何を……」


「日本の法律には、人の姉にちょっかい出す奴はぶち殺して良いって法律があるんだよ?」


「そ、そんな馬鹿な法律が」


「あるんだよぅ。くくくくく」


「ひ、ひぃ!」


「連れて行け」


「は! キング・ブラザー」


佐藤先輩が一声掛けると、何処からか数人の男子が現れました! そして現れた男子達と佐藤先輩に、悲鳴を上げながら何処かへと連れて行かれる一年生。周りの人は目を逸らして見て見ぬ振りをしています


これって……


「凄い!」


悪の組織みたい! よーし、私のジャーナリズムが燃えて来たぞー


「この闇の組織を私が壊滅してみせる!」


このペンに誓って! なんてね


それじゃ最初は佐藤先輩にズバっと突撃取材だ!


「待って下さい、佐藤せんぱ〜い」



これが後に数多くの大スクープをモノにし、ピュリッツアー賞まで手に入れた伝説の記者、浅川 かなぎのデビュー戦になるとは、当時在学中だった者は誰一人として思わなかったと言う



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