表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/518

夏の一日 2

PM 17:55 帰宅


「ただいま〜」


部屋で詰み将棋をやっていると、玄関から夏紀姉ちゃんの声がした。今日は早いな


「ま、いつもアホみたいに遊び歩いてるからな〜」


いくら夏紀姉ちゃんでも疲れてんだろう


「こら〜!!」


「ひぃい!?」


突然俺の部屋のドアが開き現れた夏紀姉ちゃん


ロンTに短パンと、いつもながらエロい格好してやがる


「どーよこれ!」


そういって見せて来るのは深緑色のシフォンワンピースだ


「はぁ、良いんじゃないでしょうか」


どうでも


「おーし、今日はこれだー!」


夏紀姉ちゃんは、バタンと力強くドアを閉め、何処かへ行った


「訳が分からねぇ……」



PM 18:34 外出


「行って来ま〜す」


夏紀姉ちゃんの声だ。元気な人やな〜


「お兄ちゃん〜、ご飯だよ〜」


「あいよ〜」


飯だ、飯だ〜!



AM 00:22 帰宅


「今、帰ったぞ〜」


「……駄目な人間だなぁ」


俺はため息を付きつつ、玄関へと向かう


「お〜シスコン野郎か〜 やっぱり姉ちゃんが好きなのね〜」


夏紀姉ちゃんはフラフラと俺に近付きよろける


「おいおい」


夏紀姉ちゃんを抱き支えてやると、夏紀姉ちゃんはそのままスースと寝息をたてて眠ってしまった


「…………本当、駄目な人だなぁ」


「ん〜……ちゃん……うぃ〜」


夏紀姉ちゃんは俺を昔の頃の呼び方で呟く


「全く……どんな夢、見てんだか」


マウントポジションか?


…………つーか


「重い」


2階迄は無理だなこりゃ



AM 06:02 起床


「な!? あ、あのガキいぃ!!」


「……………ん?」


リビングのソファーで寝ていると、夏紀姉ちゃんの怒鳴り声が聞こえた


続いてドタバタと廊下や階段を駆ける音


「なんだ、なんだ?」


「あら〜起きたの〜」


「ああ、母ちゃん……何かうるさくない?」


「そうかしら〜」


バタン!


リビングのドアが開く


そこには下着姿の夏紀姉ちゃんだ


「夏紀姉ちゃん、なんちゅーはしたない格好を……」


「あ、姉を部屋に連れ込み服を脱がして、あ、あまつさえ隠すなんて……こ、この変態が!!」



…………その後ですか? 蹴りがきましたよ。ええ、本気のハイキックでしたね首からポキっと可愛い音がなりました


服ですか? 僕の部屋のベットの下から出て来ましたよ。ええ、自分で脱いだんじゃ無いですか?


姉ですか? 事情をしった母ともう一人の姉に大層搾られましたよ


僕ですか?


「病院だよ!!」




今日の被害者


俺>>>>>>父>春≧秋≧冬≧母>>夏



つづけ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ