夏の一日 2
PM 17:55 帰宅
「ただいま〜」
部屋で詰み将棋をやっていると、玄関から夏紀姉ちゃんの声がした。今日は早いな
「ま、いつもアホみたいに遊び歩いてるからな〜」
いくら夏紀姉ちゃんでも疲れてんだろう
「こら〜!!」
「ひぃい!?」
突然俺の部屋のドアが開き現れた夏紀姉ちゃん
ロンTに短パンと、いつもながらエロい格好してやがる
「どーよこれ!」
そういって見せて来るのは深緑色のシフォンワンピースだ
「はぁ、良いんじゃないでしょうか」
どうでも
「おーし、今日はこれだー!」
夏紀姉ちゃんは、バタンと力強くドアを閉め、何処かへ行った
「訳が分からねぇ……」
PM 18:34 外出
「行って来ま〜す」
夏紀姉ちゃんの声だ。元気な人やな〜
「お兄ちゃん〜、ご飯だよ〜」
「あいよ〜」
飯だ、飯だ〜!
AM 00:22 帰宅
「今、帰ったぞ〜」
「……駄目な人間だなぁ」
俺はため息を付きつつ、玄関へと向かう
「お〜シスコン野郎か〜 やっぱり姉ちゃんが好きなのね〜」
夏紀姉ちゃんはフラフラと俺に近付きよろける
「おいおい」
夏紀姉ちゃんを抱き支えてやると、夏紀姉ちゃんはそのままスースと寝息をたてて眠ってしまった
「…………本当、駄目な人だなぁ」
「ん〜……ちゃん……うぃ〜」
夏紀姉ちゃんは俺を昔の頃の呼び方で呟く
「全く……どんな夢、見てんだか」
マウントポジションか?
…………つーか
「重い」
2階迄は無理だなこりゃ
AM 06:02 起床
「な!? あ、あのガキいぃ!!」
「……………ん?」
リビングのソファーで寝ていると、夏紀姉ちゃんの怒鳴り声が聞こえた
続いてドタバタと廊下や階段を駆ける音
「なんだ、なんだ?」
「あら〜起きたの〜」
「ああ、母ちゃん……何かうるさくない?」
「そうかしら〜」
バタン!
リビングのドアが開く
そこには下着姿の夏紀姉ちゃんだ
「夏紀姉ちゃん、なんちゅーはしたない格好を……」
「あ、姉を部屋に連れ込み服を脱がして、あ、あまつさえ隠すなんて……こ、この変態が!!」
…………その後ですか? 蹴りがきましたよ。ええ、本気のハイキックでしたね首からポキっと可愛い音がなりました
服ですか? 僕の部屋のベットの下から出て来ましたよ。ええ、自分で脱いだんじゃ無いですか?
姉ですか? 事情をしった母ともう一人の姉に大層搾られましたよ
僕ですか?
「病院だよ!!」
今日の被害者
俺>>>>>>父>春≧秋≧冬≧母>>夏
つづけ