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俺の夢 2

「い、いま開けるからね」


途中、あっちこちにぶつかりながら、なんとかドアの前にたどり着き、開ける


「お待た……なっ!?」


開けた先には、髪を後ろに縛った秋姉が大きめのワイシャツを一枚着ただけの姿で立っていた!


「な、な、な!?」


なんやて!


なんやて!!


な〜ん〜や〜て〜!!!


「……サービスシーン」


「ナイスサービス!!」


読者も大満足や!


「……大丈夫?」


「え? な、なにが?」


「ん、さっき……大きな声」


「あ! ご、ごめん。ちょっと怖い夢見て」


「夢?」


「う、うん。ちょっと悪夢を……」


「…………部屋、入ってもいい?」


「え!? あ、ああ、もちのろん!」


「ん……おじゃまします」


秋姉が俺の部屋に入った瞬間、部屋は浄化され、清純な空間となる。

 空気清浄機の約50倍は効果あるだろう


「お、お茶持って来ようか?」


部屋に散らばる本を整理しながら尋ねと、秋姉はううん、と応え


「……ねぇ、恭介」


俺を呼ぶ


「え? あ……」


呼ばれて振り返ると、秋姉はいつの間にか俺のベットで正座をしていた


「ど、どうしたの?」


「……貴方が眠るまで、ひざ枕してあげる」


「ええ!?」


「いらない?」


「是非!」


夢なら覚めないで!


「ん…………おいで?」


「は、はい!」


音速を超えるマッハでベットへと行く。ソニックブームですら今の俺は止められない


「で、では……」


ベットに寝転び、頭を秋姉の側に寄らせる


「……うん」


そして俺は、恐る恐ると秋姉の太ももへ頭を乗せた


「…………ああ」


柔らかく、良い匂いで、暖かい


「此処が俺の……ラストパラダイス(巻き舌)」


生きてるって素晴らしい


「…………恭介」


俺の頬に触れ、優しい声で囁く秋姉


「な、なに? 秋姉」


「……実は私」


秋姉は潤んだ瞳で俺を見つめ……


「男なんだ」


「うほ!?」


「……今まで隠していてごめん」


「う、嘘でしょ?」


「…………ん」


秋姉がワイシャツのボタンを外すと、そこには立派な胸板が!


「ひ、ひぃい!」


「…………ごめんね」


「こ、これからもずっと隠していて! 忘れるから〜」


「…………秋兄誕生」


「い、嫌だぁあああ!」


そんな新キャラ、嫌らねぇええええ


「ええ…………え?」


気付くとそこは俺の部屋ではなく、見知らぬ部屋だった


辺りはまだ暗く、当然、秋兄は居ない。壁に掛けてあった時計の針は午前三時を指す


「…………夢?」


夢か……


「ふぅ」


恐ろしすぎる夢だった。トラウマに成り兼ねん


「しかし……」


あまり物を置いていない、このすっきりとした部屋は……


「ううん」


「え!?」


俺の右横で、誰かがもぞりと寝返りを打つ


「……って春菜か」


俺、こいつの部屋で寝たんだっけか?


一緒の布団で寝ているってのは不可解だが、たまに有る事だし……ん?


「いっ!?」


起き上がると、何故か俺は裸で……


「む、胸!?」


デカイ乳が付いていた!


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