春のありがとう 4
「大丈夫か、春菜」
再びベンチ。グッタリしている春菜に買って来たコーラを渡す
「……ごめんな、兄貴。取り乱した」
「それは別に良いけどよ……ソフトクリーム食べるか?」
「いいの?」
「おいおい、遠慮なんてお前らしくないぞ。アイス食って元気だせ!」
「あ、ああ!」
元気良く頷いた所で目の前の屋台でソフトクリームを購入。ストロベリーとノーマルだ
「中々多いな……はいよ」
持つのに苦労しながら春菜にノーマルの方を渡し、俺はストロベリー
「サンキュ兄貴!」
「おうよ」
ベンチに座り一口食べる。結構粘り気があるのに舌でサラサラと溶ける。甘味は控えめなのだが、ミルクとストロベリーの味はしっかりとして美味い
「むぅ……流石ブッチャーランド」
ソフトクリームにも手を抜かないぜ!
「……いただき!」
「おっとどっこいカウンター」
横から俺のソフトクリームを食らおうとした春菜をかわし、逆に食う
「あ〜」
「ふっふ、甘いな春菜」
「うぅ……」
マジしょんぼりだ!?
「……たく、一口だぞ」
「うん!」
ソフトクリームを食べた後もあちこち遊び、気付いたらもう帰らなくてはいけない時間になった
「ふぅ……いっぱい遊んだな。帰りに軽くラーメン食って行こうか」
昼食って無いからペコペコだ
「ああ! ……えっと、今日は楽しかったぜ兄貴!」
「ん? そりゃ良かった」
「うん……私は雪みたいに可愛いくないけどさ、またちょくちょく遊んで欲しいぞ!」
「バカ言ってんなよ」
「そ、そうだよな〜。何言ってんだろ〜、あはははは」
「雪葉もお前も俺にとって最高に可愛い妹だってんだ。言われなくても時間がある時はいつでも遊んでやるって」
「……ほんとか?」
「当たり前だろ!」
「あ、兄貴……」
「ん?」
「ありがとう!」
真夏の向日葵の様に元気な笑顔。やっぱ笑顔が一番お前に似合ってるぜ、春菜
そんな素敵な笑顔を見せる妹を見て、なんだか俺は誇らしい気持ちになる
「兄貴、兄貴〜」
その誇らしい妹が俺の右腕を取った
「あ、ああ」
「兄貴、兄貴、兄貴〜」
誇らしい妹は両手で俺の腕をぶらぶら振りやがる
「お、おいおい」
「あ〜に〜き!」
「だ〜うるせー! 抱き着いてくんなー」
「へへっ!」
今日のテンション
春>>>>>俺>>>>>>>>>>>>雪
で、オチ
「いえ、別に雪葉は怒っている訳では無いですよ。ただ、昨日あれだけ雪葉に怒られて翌日には遊園地ですか、そうですか。それはさぞ楽しかったでしょうね。いえ、別に連れて行って貰えなかったから拗ねている訳では無いですよ。ただ、そういう非人道的行為は如何なものかと思いまして、ええ。そこの所はどうお考えですか、お兄ちゃん」
「ゆ、雪葉。ら、来週、俺と動物園へ……行きません?」
「……いく」
つづけりお