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第88話:春のありがとう

「夏だ、海だ、遊園地だぁああ!」


「……めっちゃ混んでるやん」


日曜日。約束通り春菜と遊園地に来た俺


どうせ行くならネズミが居るあそこにって事で、大枚叩いて東京ブッチャーランドへと遥々電車を乗り継いで来た訳で……いやまぁネズミのアレって版権問題とか厳しいらしいやん? ならブッチャーでええやん?


「兄貴、兄貴〜」


このクソ暑いのに、俺の妹は腕を組んできやがった


「離れたまえ。暑いでは無いか」


「じゃ、手繋ぐ〜」


ギュっと握る春菜さん。その握力はリンゴすら潰す


「何乗る、何処行く?」


目がキラキラと輝いてやがる。逆らうと怖いから適当にあしらっておこう


「……あれかな」


比較的人が少ない場所を指差す


「ん? お! パイレーツ・オブ・カリブ&地中海・イン・アフリカじゃん!」


「結局、何処なんだ」


アフリカなのか地中海なのか?


「人気あるんだぜ〜」


「その割には人少ないな」


50人ぐらいしか並んでない


「人気のアトラクションは人数が一度に多く入れるようにしている所が多いから、中途半端に人気ある所より回転が良いんだぜ!」


「とても素晴らしい説明ありがとう。……じゃ行くか」


何か気が乗らねー



一時間後


「アフリカすげぇ! 半端ねー!!」


「凄かったな、兄貴! 私、コイサンマン三十匹退治したぜ!!」


「俺なんかインド象、百頭ひっくり返したぜ!」


「すげーな兄貴は!」


「お前もすげーじゃん! 何はともあれ」


「アフリカ最高!!」

「アフリカ最高!!」


二人でガッツポーズ


「次は何処? 次は何処行く兄貴〜」


「あれだ! 俺について来い妹よ!!」


「ああ! 何処までもついて行くぜ、兄貴!!」


こうして俺と春菜の遊園地紀行が始まったのでした


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