異世界空間7話 イザ、初心者、犬の散歩から
本多龍之介ナレーション1-1:俺は、(龍之介2号)は、まず、冒険者ギルドに、登録をした。ステータスは、挿絵で見せるとしよう。
そして、依頼を見た。自分は、EEE級のため、初心者の簡単な依頼しかできない。(依頼や、訓練、経験値、階級、所持金、職業、スキル
などは、自動更新される。更新手続きは、不必要であり、紛失しても、直に戻ってくるように、設定してあるそうだ。)では、さっそく
依頼を見ることにした。ルコン街にいるゴブリン1匹退治、ルコン街住居のアレクさんのラブレーター郵便宅配、ルコン街のジョセフさん
宅の犬のコロスケの散歩、俺は、一番簡単で迷うことのないコロスケの散歩にした。
本多龍之介ナレーション1-2:俺(龍之介2号)は、さっそく冒険者ギルドに道を教えてもらいジョセフさん宅に行った。
ジョセフ婦人2-1:「まあ、誰も、こんな低賃金の安い依頼を申し込まないから、依頼やめようと思ったの助かるわ。」
龍之介2号3-1:「はあ、自分の経験値稼ぎなので、無理なくといった、訳でして。」
ジョセフ婦人2-2:「じゃあ、こちらが、コロスケよ、しっかり頼むわね。散歩は、自由にしていいわ。」
龍之介ナレーション1-3:俺(龍之介2号)は、コロスケを、託され、適当に散歩をした。コロスケは、普通の雑種で、性格も普通らしい。俺は、人通り
の中間あたりを散歩した。その訳は、人通りの多いところは、スリが、多いと思い、逆に少ないところは、ごろつきが多いからだ。
幸い、コロスケは、余り引っ張る力がなく知能も普通のため、屋台に近づいてもEEE級の俺であっても、満足に誘導することに成功したのだ。
一通り散歩が終わり、ジョセフ婦人宅に戻っていった。
最初のレベルは、簡単で、自慢には、ほど多いと思います。だれも下積みを経験します。バカだチョンだと
いわれることもありますが、生きてゆくには、そういったものも必要だと自分は、思います。
自分も汚く臭いし人がやりたがらないバイトもしましたが、それでも生活には、大切だということも
必要です。引きこもりの人は、立ち直るきっかけとなれば、憂いいい次第です。今は、PCを使った、
やりがいのある仕事もしていますが、もっと欲を言えば、もっといい仕事を、したいと考える次第です。
贅沢は言ってられませんが。
ジョセフ婦人2-3:「まあ、まあ、ありがとう。コロスケも十分に満足した、顔つきになっているわ。はいこれは、お礼のサインね。」
龍之介2号3-2:「ありがとうございます。機会があれば、またごひいきに。」
龍之介ナレーション1-4:俺(龍之介2号)は、依頼を終え、冒険者ギルドに帰った。そして、
受付嬢成美4-1:「はい、確かにジョセフ婦人のサインね。はいこれは、報酬よ。」
龍之介ナレーション1-5:依頼料、300ゴールドもらった。日本通貨で、300円らしい。ここでは、安宿屋が、5泊食事つきといったところだ。
通貨が安いといったところだ。現実世界でのベトナムやサウジアラビアといった風な感じだろう。
受付嬢成美4-2:「ところで龍之介さん、あなたに、任意ですが、ジョセフ婦人が、好評を受けたので、各夫人から、追加依頼が来ています。
こちらがそれです。」
マーチ婦人依頼5-1:「ジョセフ婦人から話は聞いたわ。龍之介さん。うちの水洗トイレが、汚れてるの、掃除していただけないかしら。依頼
料は、弾むわ。」
龍之介2号3-3:『龍之介マスターに話さないといけないな。これは。』「少し待っていただけますか。」
受付嬢成美4-3:「分かりました。」
本多龍之介ナレーション1-6:俺(龍之介2号)は、俺(龍之介マスター)に話を持ち込んだ。この話は、次回にしよう。
情けない仕事ですが、仕事というものは、そういうものです。