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探偵・グロリオーサ  作者: 美濃春香
3/11

謎の仮説

「昨日の移動教室の時でした。財布が消えたのは、その前の休みに俺はパンを買いに行ったんです。」

依頼人は、ポツポツと語り始めた。

花野は、横で大人しくメモを取っている。

「確かにカバンに入れたんです。教室に戻ったら友人に貸してやると約束してた本を貸してくれと頼まれたので、カバンにサイフをいれて本を取り出しました。」

依頼人は、膝に置いた学校指定のカバンを少し撫でた。

「移動教室の時教室の鍵を閉めたのは?」

俺は少しでも情報を引き出そうと口を挟んだ。

「俺なんです。確かに全部の扉や窓の鍵を閉めて部屋を出ました。」

「その後授業の担当教員に預けたんですよね」

俺は依頼人が決まり通りにしたかも尋ねた。

「はい。だから、部屋の鍵を開けることは出来ないはずなんです。」

「中に隠れてたなんてことは無理そうだし、彼を信じるならカギは開いてない……」

俺は少しの間考え込んだ。そして、ある可能性を思い付いた。

「多分ですが、密室の謎解けました。

今から貴方の教室に行っても構いませんか?」

俺は一刻も早くこの仮説の答え合わせがしたくなった。

「はい、構いませんが」

3人は生徒会室を出ると依頼人の教室へと向かった。

瑞木くんは、どんな答えを出すのか

半分くらいは私が高校生の時に実際にあったことをベースにしてみました。

サイフは消えてませんけど(笑)


楽しんで頂けたなら、幸いです。

読んで頂きましてありがとうございます。

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