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探偵・グロリオーサ  作者: 美濃春香
11/11

番外編~叶った想い~

番外編~伝えたかったこと~の続きのお話

「俺、化け……狐……なんだ。」

彼はそういって目を伏せた。

「だからさ、花野とは、付き合えない。ごめん。」

「私は、それでも……それでも構いませんが?」

私は、勇気を振り絞って言った。

「瑞木くんが何者でも構わないんです。私は。仕事の時頼れる姿、笑顔…一年半も前からずっと片思いしてたんですから。」

彼は少し困ったように笑った。

「そうか。ありがとう。なら、俺からもお願いしていいかな?」

「はい。」

「花野さん。俺と付き合ってください。」

彼はフワッと笑った。

「はい。喜んで。」

私も笑う。そして、嬉し泣きをした。

彼はまた困ったように笑った。

「もう、泣くなよ。」

彼は私の髪を撫でながらギュッと抱き締めた。

この番外編をもちまして、完結しました。

読んで頂きまして本当にありがとうございます。


また、他の小説でお会いできますことを楽しみにしています。

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