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私小説  作者: α
4/7

#4

図書館で色々と読んでいるうちに閉館時間になっていた

早いのかちょうど良いのかはわからないが時刻は20時だ

近くのファミレスで夕食を済ませる、面白みも何もない食事


その後は飲みに行く気がなくなったこともあり部屋へ引き返す

途中のコンビニでタバコと飲み物を買う

何をしても感情が起こらない気がしてならない

何故だろう?

何の計算もなしにすべてを手放すことをした時に感情も一緒に手放してしまったのだろうか?

電車の音が遠くに聞こえる

通いなれた通勤経路を少し前までの話なのにとても懐かしく感じる


引き返してもやることはない

と言っても夜を一人過ごすのはやりきれない

時間が流れないように感じる

いったい時間とはなんなのだろう……


帰り道に救急車とすれ違う

サイレンを鳴らしているわけではないので何事もなかったのか

病院に送った後の回送だろうか


今の僕にとってどうでもいいことばかりが目に入ってきて

どうでもいいことばかり考えてしまう


いつだって本当に必要なことは目に入らなくて

本当に必要なことは考えられなくて

そしていつだって失ってからしか気付けないのかもしれない……


東京に大切なことを教わったのだろうか……

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