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③ クッキー源氏る
なんやかんやでエリア内にある私の家にいく。ボタンを押してエリアを切り替えられるみたいだ。
チャイムがなる。誰かなと思って扉をあけたたら誰もいない。
「こんにちは」と言われ、下をみる。
「あ、ゴンドウさん」
上あたりをみてたし、小さくてみえなかった。
「お菓子をもってきたんです。よかったら一緒に食べませんか?」
クッキーだ。
「まああがって、お茶くらいだすから」
クッキー楽しみだなあ。
「ここにはなれましたか?」
「えっと、皆私に気をつかってくれてるんだよね」
彼らは歴史の勉強のために父が作ったわけで―――
だから皆私に頭があがらないみたいな?
「そんなことないですよ…!」
「そうかな」
パッと見小学校低学年の少年にまではげまされた。
「それにしてもお菓子屋なんてあったんだ」
「くっきーなるものをペルリから貰いました」
ペルリ? だれそれ。
ひとかじり
超かってえええええ!!
「実はそれ寺子屋の授業で僕が作ったやつなんです」
え、ペルリ来航じゃなくて?
「あ、うん。なんか小学生の手作りみたいな感じの味だね……」
―――そうだ歯医者いこう。