特典貰って転生
『?気がついたようじゃのぅ』
「うっ、此処は……俺は確か通り魔に刺されて死んだはずじゃあ?」
『落ち着け人間よ。お主は確かに死んだ。……が、お主はまだ死ぬべき時ではなかった。故に儂がお主を此処に喚んだのじゃよ
「死ぬべき時ではなかった?……喚んだ?どういうことだ?しかも何で爺さんはそれを知っているんだ?いや、まさか……」
『まぁ、お主の考えとる存在で大体はあっとる。まあ、一言で言うなら神じゃな。格としてはそこまで高くは無いがな。主に魂を世界から世界へと渡すのが儂の仕事じゃ』
「!!やっぱり。で、神様のことは分かったけど、何で俺は喚ばれたんだ」
『やれやれ、最近のはせっかちじゃな。まぁよかろう、お主を喚んだのは、前世の残りの人生の分を今回転生する時に特典として何か付けてやろうとおもってのぅ』
「そうか、因みに何処に転生になるんだ?差し支え無いなら知りたいんだが」
『それは分からんのぅ。何しろそちらは管轄が違うからのぅ。が、特典を3つの中から選ぶ権利くらいはやるから安心せぇ』
「で、その特典はどんなのがあるんだ」
『ほんにせっかちじゃな。はぁ仕方ないのぅ。まず一つ目が肉体と技術的な特典ざっくり言えば戦闘方面の能力じゃな。次に二つ目は同じく肉体と後は魔法全般じゃな。それと能力の成長が早くなる特典が付くのじゃな。そして最後が、ポイントチャージと鑑定の能力じゃな。さて、お主はどれにするかのぅ』
「じゃあ、最後のポイントチャージと鑑定の特典で」
『ほぅ、技術や魔法はいらんのか』
「だって、それで生きていける分からんし、痛いのは極力ごめんだからな」
『面白いのぅ。よし、それではれらの特典を付けてやろう。特典の使い方は意識すれば使えるからのぅ。達者でな』