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私と幼なじみについて

はじめまして


私は、ルクセリア・サンテモールといいますの


特技は目を開けたまま寝ること。

趣味は観察


結構裕福な家に生まれて、長女と言うことでいたく可愛がられていますのよ


それがなんということでしょう………



私の愛しい愛しい家族の妹が……

私の家とあまり変わらない名家の幼なじみに惹かれているのですわ!


彼の名はルート・スレイブ


銀髪の髪にサファイア色の誰からみても格好のイイ優男でしょう


しかし、私は知っているのです。


彼が昔から私にしてきた仕打ちを、彼が他人になど興味のない冷酷な悪魔だということを……








それは出会いから始まります


蝶よ華よと育てられた私は5歳のお誕生日を迎えました

家に近所の方を招待しての小さなパーティーです


お母様からは抱きしめる事ができるくらいの大きな熊のぬいぐるみを。

お父様からは髪を結うのに使える上質なリボンを二本プレゼントされ早速はしゃぎまわります


金色の肩まで伸ばした髪にリボンをつけてもらい、フリフリのドレスで熊のぬいぐるみを抱き締めました

お母様譲りのこの髪はとても気に入っていて今、伸ばしている最中なのです

今年のうちに妹ができるらしいので、リボンを妹用にとって置こうと

一本引き出しにしまいました


それを終えるとお母様の元にかけよります



「おかあさま?どうしましたの?」

私が聞くとお母様はニッコリと笑い、私を連れてあるご婦人の元へ行きました



「ステラさん」

お母様はご婦人を呼びます。ご婦人はお母様に気づいたようで、こちらを向き笑いました

その脇には銀髪の綺麗なサファイア色の瞳をした男の子が立っていました


「アーリア!」

アーリアとはお母様の名前です

ご婦人は、お母様と親しげに話始めました


「今日は来てくれてありがとう。娘も喜んでいるわ。…ほら」

お母様に促され、前に出てお辞儀をします

「ありがとうございます。」


「まぁ、可愛らしい!髪は貴方で、翡翠色の瞳は旦那様かしら」

「えぇ。そうなの!」

「じゃあこっちもね」

ご婦人は脇にいた男の子を前に出した

男の子はニッコリ笑う。

「ルート・スレイブです。はじめまして」

男の子、ルートは私に手を伸ばしてきた …どうやら、握手を求めているようです

とても、素敵な方…私はその時思いました


「ルクセリア・サンテモールです。こちらこそ。」

そして私は手を握り返しました


その時………手に強烈な痛みを感じます

びっくりしすぎて声が出てこなくて目を見開きました


「ルクセリアちゃん?」

「ルー?」

スレイブ婦人とお母様が私を覗き込みます


しかし、私は痛みには耐えられませんでした。



ぐずぐずと泣き始めたのです


そして、チラリとルートを見ると



ニヤニヤと笑っていました


この瞬間……私の中で一番嫌いな人にルートが入りました






その後、スレイブ婦人に謝って来るようにおこられたのか ルートが私の部屋にやって来ました

当の私は熊のぬいぐるみを抱きしめ、真っ赤になった瞳を冷やしている時でした

彼はノックもなしに部屋に入って来ました

「ルート……さん。」

「ルートでいいよ、ルクセリア」

「あ、あの」

「ん?」

「な、なんでアンナ事を…」

熊のぬいぐるみに顔を埋め、小さな声で聞く


しかし答えはかえってくることがなく、不思議に思って顔をあげるといつの間にかぬいぐるみを挟んで目の前に彼はいました


ニッコリと笑っているが、目は全く笑っていません

「っ!!」

声にならない叫びをあげる


するとルートが笑いだしたのです


「ブッ…あっはははっ!!今までで一番いいリアクションだ!………決めた。お前、俺のおもちゃだ。壊れるまであそんでやるよ。」


ルートはそういって私が誕生日にもらった熊のぬいぐるみの腕をちぎったのです






あれから、15年。


私、20歳

ルート、22歳

妹、15歳


私にも縁談の話がいくつか来ているようなのですが、何故か断る前になかったことになっていますのよ

ちなみに熊のぬいぐるみは今では継ぎ接ぎだらけで、もとの可愛らしかったものからはかけ離れてしまっいましたが、お母様からもらった大事な物ですので自分の部屋に飾っていますの


そして現在、熊のぬいぐるみをそんなことにした彼に妹は惹かれているのです…







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