プロローグ-妖-
〝SIDE タマモ〟
タ「……は?」
どこだ此処は?周りには木々が立っている。森だろう。近くには川が流れている。おかしい、そして、今の自分もおかしい、なぜ和服みたいな服装なんだ、なぜ尻に九本のきつねの尻尾が生えているんだ。髪も長い、そして、……あるものがない。
川の近くに移動自分の姿確認。
なぜこうなった。
???「――」
???「――」
川の対岸のほうから声が聞こえた。なぜか聞きお覚えもある声だった気がする。
こっちにくる。一応のため木の陰に隠れる。
ガ「ファントム気をつけろ!(俺の矢に)」
ファ「おう」
止水と昌か(最初に声を出したのが止水、次に声を出したのが昌)。あいつら、なにやってんだと思った次の瞬間。
モ「ガアアァァァァァァァ!!」
ふむ、モンスターか人間の二回りぐらいはでかいな。止水は弓矢で対抗しているな、昌は長斧か武器に個人が出ている。
止水が弓矢でモンスターの目を射抜くため放ったがモンスターの前足で弾かれたな。
ガ「ちぃ」
ファ「ふんっ」
間髪いれずに昌がモンスターの足を狙って長斧を横になぎ払い。モンスターが倒れた。
モ「ガァァ!」
ガ「狙い打つぜ!」
といいながらモンスターの頭に矢を何発も叩き込みモンスターが力尽きた。(セリフにはツッコミ入れんぞ)戦闘が終わったので顔を出す。
タ「止水、昌」
ガ&ファ「「ん?」っ!きつねっ娘!」
最後まで言ったのは止水。落ち着け。
タ「言っておくがおれは浩市郎だからな」
ファ「ああ、納得。お前好きだもんな」
タ「好きだからなったわけじゃな…い、と信じたい」
ガ「くっ市かよ…!」
止水が悔しがっている。無視しよう。
ファ「ていうか浩市朗今までどうしていた」
タ「ん、今までというよりもさっきまで…」
自分のさっきまでの現状を話し、それでこいつらの今までの現状を聞いた。
タ「ふむ異世界か」
ファ「ああ」
話を聞いてわかったこと此処は異世界で容姿が変わることがあることステータスを確認でき名前が変わっていること魔法やスキルがあることと定番の冒険者ギルドがありそこに所属しているらしい。そして二人は二日前にこの世界に着いたことを知った。
ファ「此処につくのは時間差があるみたいだな」
タ「ああそうみたいだな」
ガ「ひとまず街にあるギルドにいってとうろくするか」
タ「そうする」
おれたちは街に向かうことになった。