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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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荒れ野の戦場

作者: 夜澄 桜
掲載日:2026/05/27

「リズ。」名前を呼ばれ、後ろに振り返る。

ああ。誰もいなかったんだった。一面砂地の荒れ野を見て、僕は思い出した。

元々はここも、一面きれいな草原だった。でも、僕が来てから変わった。


xxxx年、A国とB国で、戦争と言うチェスが始まった。僕は、ここに駒として乗せられた。この日から、僕は僕ではなくなった。


ある日に、首を3つ持って帰ったら上官に頭を撫でられ、またある日に味方が首だけになっていた。

そうやって、僕の周りには、人がいなくなっていった。

でもこんな僕にも友人はいた。でも、太陽が昇るたびに、日めくりカレンダーの様に捨てられていった。


最後に友人がいなくなったとき、僕は泣いた。一晩中泣き明かした。泣き明かしたあと、僕は変わった。「僕は所詮国の駒なんだと。」そう思うようにした。


そう思わなきゃ、やっていけなかった。


それから僕は、日が昇るたびにただただやった。銃を射って、身をひねって、軍刀刺して。ただただやった。


いつの間にか、チェスは終わった。勝ったのは、A国。僕の国だった。


もうむしろ、そんなことどうでもいいよ。

友人のもとに帰りたいよ。

家族はもういないのだから。


でも、退却を余儀なくされた。チェスの片付けか?残った駒は、仲間の残骸を拾えずにチェス盤から出された。


今、僕はここに立っている。武器で変わってしまった草原に。

もし、もしあんなことがなければ、僕は、彼らといっしょに、ピクニックでもしたのに。

もし、僕があちらにいけたなら、いっしょに笑っていたのに。

そう思うと涙がこびりついて離れない。

「リズ。」その声で顔をあげた。もう、一人しかいないはずなのに。でも、僕は振り返った。

そこには、彼らがいた。

「リズ。いっしょに行こう。こっちには、キレイな景色があるんだから。いっしょにピクニックしようよ。」彼らは、手を伸ばした。「うん!」僕は、その手をとった。


次の日、若い青年が慰霊碑の前で、微笑みながら、死んでいたのだった。

こんにちは!夜澄 桜です!今回が初めてなので、よろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
コメント失礼します! 戦争をチェスという書き方や例え方などがとても素敵で、惹き込まれました! 終わり方にもこだわりが感じられて、早く続きが読みたいです! 応援してます♪
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