第1章:きっかけ
この手記は、過去にも紹介したことのある、「ネタの使いまわし」である。
・・・が、
今回は、「ダイエット」「減量」にまつわる話に、よりフォーカスし、そういった思い出・・・
周辺のエピソードなどを、今回も、「ユーモラスだが、下世話でしょーもない表現」もまじえながら、お届けさせていただく予定である。
まがりなりにも、この手記は、「私小説」であるから、各登場人物の下の名前は、プライバシーの観点から「ひらがな」とさせていただくが・・・
基本、すべて「実名」であることを、最初の段階で、皆様にお断りさせていただきたいと思う。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・ぼくは、1990年3月17日からダイエットを始めた。
そのきっかけとなったのは、
1989年8月13日に、序章でも触れた、「美絵子ちゃん」に再会したことだった。
ぼくは・・・
いろいろな事情から、1982年3月上旬に、美絵子ちゃんと別れ別れになり、7年後の、1989年のお盆に、彼女に再会した。
しかしながら、ぼくは、「当時のぼく」ではなくなっていた。
ストレスなどからくる「過食」により、まるで別人のように太ってしまっていた。
そうした「現実」に加え・・・
長らく会っていなかったことや、先に述べた『魔物事件の余波』など、さまざまな要因により、悲しいことに、彼女との「親交の復活」は、かなわなかった。
翌年のお盆に、また美絵子ちゃんが、1980年から、約2年間住んでいた、彼女のおばあちゃんの家に来ることを知っていたぼくは・・・
ある意味、「リターンマッチ」として、減量を開始したのであった。
・・・「限りなく、昔に近い姿」で、彼女と会うためである。