第12章:令和時代の美絵子ちゃんへの・・・ぼくからの愛のメッセージ
これは、ぼくの『私小説』であり、『史実』である。
『たからもの』、『たからものⅡ』のいずれもが、若干の「虚構部分」を含んだパラレルワールドになっていたのに対し・・・
この「ダイエット奮闘記」は、まったくの真実である。
今宵は、ちょうどいい機会なので、ぼくが美絵子ちゃんと電話で話してから、そのとき電話では彼女に伝え切れなかったメッセージを、ここで初めて、愛する皆様に紹介してみたいと思う。
なお、このメッセージは、「再現」である。
万が一のことも考え、美絵子ちゃんに送信し、彼女が読んでくれた、この大切なメッセージの原文は、ぼくがきれいに削除したので、もうどこにも存在しない。
ぼくと美絵子ちゃんの「脳ハードディスク」にのみ、残るばかりだ。
しかしながら、その「おおすじ」は外してはいない。
それと、もうひとつ。
美絵子ちゃんのプライバシーの観点から、一部、「伏字」とさせていただくことを、ご了承いただきたい。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「・・・XXXさん、本日は、突然お電話して、申し訳ありませんでした。
でもぼくは、あなたの優しい声を聞いて、とても幸せな気持ちになりました。
そして・・・
何十年もぼくが背負い続けてきた『重い十字架』から解放され、救われる思いさえしました。
ずっと、暗く、まったく先の見えない長い長いトンネルの中にいたようなぼくの魂も救われました。
あの『魔物事件』・・・1982年3月のあの日から・・・
もう、41年になるんですね。
あれから、時代も人も、大きく様変わりしました。
でも、ずっとずっと変わらぬものもあります。
・・・それは、ぼくの心。
そして、XXXさんに対する想い。
美絵子ちゃん、あのときは、本当にごめんね。
つらかったよね・・・苦しかったよね。
許してね。
ぼくは、美絵子ちゃんが、こんなに立派で、人に優しいお仕事をされていることを知り・・・
泣きました。
・・・あれからずっと泣いていました。
美絵子ちゃんと別れてから、ぼくの前には、素敵で魅力的な女性が数多く現われ、そして消えてゆきました。
でもぼくは、
美絵子ちゃんのことが忘れられなかった。
・・・ずっとずっと忘れられなかったんです。
この41年間、
思い返してみれば、ぼくの手元に残ったものは・・・
美絵子ちゃん・・・君との想い出だけでした。」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「・・・ぼくはね、美絵子ちゃん。
できれば・・・1982年3月のあの日に戻って、君にちゃんとあのときのことを謝った上で、
美絵子ちゃんの行きたいとこ、どこへでも、ドライブに連れて行ってあげたい。
美絵子ちゃんが欲しいもの、なんでも買ってあげたい。
ぼくと美絵子ちゃん、ふたりきりで、おいしいもの、いっぱい食べたい。
美絵子ちゃんに、令和の最新のゲームをプレイさせてあげたり、いろんな面白い動画や映画を見せてあげたい。
美絵子ちゃんを、この両腕で、こわれるほど、強く強く抱きしめて、可愛い美絵子ちゃんの髪を、優しくなでてあげたい。
『お姫様だっこ』してあげて、いっぱいキスしてあげたい・・・。」




