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目が覚めたら

「起き......起き...ま......起きたまえ。」

何かの声に気づき、私は目が覚めた。

しかし、前が見えない。それどころか体すらも動かせない。...中から足にかけて何か木材のような触感がある。...どうやら私は椅子に拘束されているようだ。

「お前の罪を白状しろ」

罪?何のこと?私は何もやっていない。

「さぁ、罪を吐くんだ!」

膝に衝撃と痛みが走る。だから罪って何?私は何もしていない、気づいたらここに居た。

「...私は何もやっていません!」

「嘘をつくな!」

また膝に衝撃と痛みが走る。一体何故、私は何もやっていない。こんなことされるような覚えはなにもない。

「...私は何も!」

「意地でも吐かないか。なら焼き殺すしかないな。」

何を言ってるんだ?焼き殺す?一体なぜ?状況が全く呑み込めない。

足の下あたりから何か「チリチリ」と音をたてて、熱い何かが向かって来る。

時間に立つにつれ、その音は体から頭に向かうように這い上がってきた。

熱い...。

このままでは私は死んでしまう。

「...私が一体何をしたって言うんですか...!」

私は声を振り絞って、その声に対して叫んだ。

「        」

何かが聞こえた気がする。しかし、燃やされている私にはそれを理解する能力なんてなかった。

熱に体を焼かれながら、ただただ続く苦痛に耐えられなかった私はそのまま意識を。


「...!?」

どうやら夢だった。

「...はぁ、怖かったぁ~。」

全てが夢だったんだと私は口から安心の息がもれていた。

ベットのシーツがぐっしょりだ。焼かれる夢を見たんだ、寝汗でも掻いていたんだろう。

「後で取り替えなければ...」

そういえば今日は学校がある。私は急いで支度を整え、家を出た。

学校の教室まで来るとB子ちゃんが挨拶をしてくれた。

「A子ちゃんおはよう~」

「おはよう、そういえば今日すごく怖い見てね?」

「え、どんなの?」

私はホームルームまでの間、B子ちゃんに今日の夢を話した。

後10分程度でホームルームだろうか、そんなことを考えていると。

「〇×A子さん、〇×A子さん、至急職員室まで来てください。」

私が呼ばれているようだ。

「え、A子なんかした?」

B子が冗談まじりに言う。

「やだ~なんもするわけないじゃん」

私はそう言い残して、急いで職員室に向かった。

それにしてもなんで呼び出されたんだ?そう思っていると、突然誰かに目を隠され拘束された。

「!?.........」

口を塞がれて何も言うことができない。

誰か、誰か私を助けて!

そう言うことすら叶わなかった...。


「起き......起き...ま......起きたまえ。」

何かの声に気づき、私は目が覚めた。

とても記憶に残っている状況だ。夢で見たのと全く一緒かもしれない。

「お前の罪を白状しろ」

罪、やはり私は何もやっていない。

「さぁ、罪を吐くんだ!」

膝に衝撃と痛みが走る。私は何もしていない!勝手に連れてきたのはそっちじゃない!

「...私は何もやっていません!」

「嘘をつくな!」

また膝に衝撃と痛みが走る。一体何故、私は何もやっていない。こんなことされるような覚えはなにもない。

「...私は何も!」

「意地でも吐かないか。なら焼き殺すしかないな。」

あぁ、焼かれてしまう...。このままでは、夢であったように...本当に...。

足の下あたりから何か「チリチリ」と音をたてて、熱い何かが向かって来る。

時間に立つにつれ、その音は体から頭に向かうように這い上がってきた。

熱い...。

このままでは私は死んでしまう。

「...私が一体何をしたって言うんですか...!」

私は声を振り絞って、その声に対して叫んだ。

「        」

何かが聞こえた気がする。しかし、燃やされている私にはそれを理解する能力なんてなかった。

熱に体を焼かれながら、ただただ続く苦痛に耐えられなかった私はそのまま意識を。


「...!?」

夢だった。

「...はぁ、怖かったぁ~。」

それにしてもまた?正確には「悪夢の中から覚めた悪夢」って感じだったような。

まぁ、なんでもいい夢から覚めれたんだ当分見ることはないだろう。というか一生見たくない。

ベットのシーツがぐっしょりだ。焼かれる夢を見たんだ、寝汗でも掻いていたんだろう。

「後で取り替えなければ...」

そういえば今日は学校がある。私は急いで支度を整え、家を出た。

学校の教室まで来るとB子ちゃんが挨拶をしてくれた。

「A子ちゃんおはよう~」

「おはよう、そういえば今日すごく怖い見てね?」

「え、どんなの?」

私はホームルームまでの間、B子ちゃんに今日の夢を話した。

後10分程度でホームルームだろうか、そんなことを考えていると。

「〇×A子さん、〇×A子さん、至急職員室まで来てください。」



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