詩 仮想世界ダンジョン
空を覆い隠す 天街
町に蓋をする 巨大樹
地を這う 機械竜
海を進む 森林山
「真っ白なキャンバスがそこにあった」
「全てが真白だというのなら」
色をつけるなら
色を選ぶなら
きっと 一色だけでは足りないね
この世界をつくった神様はきっと
一つだけと言われても
何も選べなかったんだよ
「ストーリー」
ダンジョン攻略に焦点をあてたゲーム。
それがダンジョン・オンライン。
だからそこでは、アリの巣みたいに、ダンジョンが張り巡らされている。
遠くから見ると、なかなか圧巻だよ。
現実じゃそういう建物、作れないからね。
うん。僕は攻略しないのかって?
僕は絵描きだからさ。
眺めてるだけ。