『立ち止まっては居られない未来線』・・・『詩の群れ』から
『立ち止まっては居られない未来線』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺もお前も、至る処に、奇跡を発見しがちだな、だろうだ。
そうだろう、未来は明るい、とばかりも、言ってられまい、だろうだ。
つまり、立ち止まっては居られないということだろ。
そうだよ、観念の観念とでも、言えばいいだろうか。
㈡
それにしても、未来線は何処にあるんだろう。
何だって、え?
そうさ、我々の目標とは、一体何だろうか。
だな、其れを考えるのが、人生じゃないか、だろうだ。
㈢
立ち止まっては居られない未来線、俺は、心臓が呼吸しているのを、知っているよ。
だろう、俺だって、俺もお前も、人類皆、同じロケットに乗っているよ、だろうだ。