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大河ドラマ『麒麟がくる』を観て、気づいたことをメモしていく。  作者: 板皮類
■ 美濃 火縄銃と父子相克編 ■
8/45

第8回「同盟のゆくえ」 (2020年3月8日放送)

●野良着を着つつ、黄色のマフラー。

 次回予告で披露した正装も黄色だったし、やはり信長のイメージカラーは黄(麒麟の象徴色)ってことで間違いないみたい。


●光秀と義龍が、ついに袂を分かつ。

 友情を育み、斎藤道三を一緒に倒そうぜと誓い合ったはずなのに。

 『裏切ったな』という言葉は、一派だけでなく義龍当人の本音でもあるだろう。


 でもそれは、あくまで義龍視点での話。

 光秀から見れば、自分に相談もせず国衆を丸め込んだり。

 『俺と義龍だけの秘密の約束だったのに』国衆たちに話しちゃったりと、光秀が蚊帳の外に置かれていた感は否めない。

 義龍としては、『光秀との約束を果たすために、俺、めっちゃ頑張ってたんだぜ』と、むしろ誇りたい位なんだろうけど。


●端的にいえば、信頼は消耗品。

 一度、構築された関係も継続する努力(繰り返し会って情報交換する)を怠れば、劣化し、最後は憎さ百倍になるってことか。

 キーワード つ:『ザイオンス効果(単純接触の原理)』


●家臣としての格式ばった振る舞いが、帰蝶への答え。

 女々しく悩んでる内容を言語化するのではなく、態度で暗示するのが本作の脚本の粋な部分だと思う。


●『明智郷から帰る帰蝶の背中』

 『駒を送る光秀の背中』

 『義龍を抱く義龍ママの背中』


 と、重要な場面であえて、顔ではなく背中を見せるカメラワークが多い。

 なるほど、『不自然なカメラワーク……何か意味がある、めっちゃ重要なシーンなんやな』と、視聴者の興味を引くのに優れた手法だ。


 似たような例に、

 「大事なのはこの国ぞ」と、光秀ママがとても大事な言葉を発しているのに、ママではなく、光秀本人にフォーカスする、というシーンもあった。

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