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第参話目 節目

 港まで走りそこから引き返して家に戻るが昨日と走った距離はあまり変わらないが往復時間が倍近くかかってしまった。

 ルフト「魔力を循環させて走ってみたけど身体能力は上がるが出力を調整して走らないとジャンピングブーツ履いてるような感じになって走りずらいな」

 ルフト「まあそれは、今後の課題だなぁ、それはそれとそろそろ両親が起きて着替え居てくれると有り難いな」

 家に入る前に昨日覚えたばかりの清浄(クリーン)を唱え身体を綺麗にした。

 家に入ると両親は両方共に顔を耳まで真っ赤にして並んで座っていた。


 ルフト「お父さん、お母さん只今、あれ?お顔が真っ赤だけどどうしたの?風邪になっちゃたの?」

 ディーネ「ル、ル、ル、ルフトなっなんでも無いわよ」

 フリート「そ、そうだぞルフト何でも無いし父さんも母さんも風邪なんか引いてないぞ」


 少し目を細め疑る目をしたがあえて何も聞かない事にした。

 ルフト「何でも無いから良いんだけど今日の朝ごはんはなあに?」

 ディーネ「きょ、今日の朝食はパンとベーコンエッグよ」

 フリート「そそうか朝食はベーコンエッグか」


 両親はまだ若干動揺をしていたがそこには触れずに座席に座り朝食が置かれるのを待った。

 テーブルにパンとベーコンエッグが並べられ全員が着席し昨日と同じように神に感謝の祈りを捧げ朝食を食べた、今日は食事中両親が少し落ち着かないような様子でこちらを見ている気がした。

 ルフト「お母さん、今日は、何だかお母さん達の視線がなんかいつもと違う気がするんだけどお顔に何か付いてるの?」

 ディーネ「ふぇ!何でもないのよルフトそれと顔には何も付いて無いわよ大丈夫」

 ルフト「うぅーん気のせいだったのかな?」

 フリート「とっ所でルフト今日は、何の練習をするんだい」

 ルフト「今日は、午前中は、剣術の練習だよ午後は、魔力操作の特訓かなぁ、お父さんは?」

 フリート「父さんは組合(ギルド)の狩人と一緒に街道を荒らしている大型の突撃猪(チャージボア)の駆除かなぁ昨日も現れなかったからなぁー」

 ルフト「何時から追い駆けているだっけ」

 フリート「今日で3日目だな、なかなかずる賢い奴でなかなか痕跡が見つからないんだ」

 ディーネ「そお大変ねぇ」

 ルフト「今日こそ駆除出来るとイイね」

 フリート「そおぉだなあの街道を使う行商の商人とか色々な人が困っているだろうからな早めに決着を着けたい」


 と会話をしているうちに食事が終わり父親は、皮鎧を着て腰にロングソード背中に投げ槍が5、6本まとめて入っている袋を持って出掛けて行った。

 父親を見送り朝食の時の宣言どうり剣術の練習を始めた剣の形状は十字架のような形でサイズは子供なら片手と両手を兼用できる小剣(ショートソード)位の大きさで盾を腕に装着して盾術を込みで今日は、練習した。

 昨日と同じようにゆっくりと基本的な8つの軌道を確認してそこに連続で振っても流れるような形になるように振っていった。

 ─────

 時が流れ


 ブン、ブォン、フォォン、シュッッ


 記憶が戻ってから7年が過ぎ12歳になり毎年恒例で今後の人生の分岐点となる教会による祝福の儀式の時期となった。

 ???「ルフト ソロソロ時間だぞ、日課だからといってギリギリまで素振りをして汗まみれの状態で神官様の前に出るのはどうかと思うぞ」


 とある程度離れた位置から声をかけられ手を止め声のした方向である背後を向くとそこには6歳位にこの町に来て家の隣に住んでいる幼馴染のフルミネが分厚い本を片手に持って立っていた。

 ルフト「あぁフルミネかわざわざすまない<清浄クリーン>」


 一瞬全身に閃光を光られ汗で湿った衣服が乾きそれと共に汗臭を何処かに消えた。

 ルフト「とりあえずきれいになったかな?」

 フルミネ「あぁとりあえず人前に出れる位には」


 幼馴染のかなりキツい性格も考慮してその発言には嘘は無いと考え取り敢えず儀式用の真っ白い貫頭衣に着替え儀式会場の教会へとフルミネと共に移動する、道中ここ暫くの家族を含めた近況報告を兼ねた雑談をしながら歩くこと数分この港街の中央区画にある教会にたどり着く。

 教会の扉の前には自分と同い年の少年少女達がみな同じ真っ白な儀式用の貫頭衣を着て集まりみな各保護者達と思い思いのことをして祝福の儀式までの時間を過ごす。

 それから十数分漸く(ようやく)教会の扉が開き12歳の少年少女達だけが中へと入って行き奥から積めるように順番に座席に座って行く、各自 自身の名前が司祭に呼ばれるまでの時間を座席に座り手を合わせ神に祈り自分達に与えられる祝福が良き結果になることを祈り時間が過ぎていった。


 1人あたり祝福にかかる時間は1分にも満たない時間だがその後の各人の一喜一憂で少し時間が喰われ自分が呼ばれるまでに1時間かかりしかもようやく自分が呼ばれたのは、殆んど終盤の順番になってしまいかなり辟易してしまう。

 それでも文句の1つもだしずらい要因として祝福の儀式が全員終わるまでは教会から出てはいけないという制約もあり呼ばれるのが早い遅い関係なく皆累計の待ち時間が同じというところか?

 そんな事を考えながら自分の名前が呼ばれたことに立ち上がり返事をして教会の奥にいる司祭の元まで進み近くで片膝をつき目を瞑り神々に祈りを捧げる。


 すると司祭がギリギリ自分にしか聴こえない声の大きさとこの世界でも地球の言語でも無い言語で祝詞を上げると下を向き目を瞑っているはずなのにはっきりとした明るさで長いような短いような時間何処かの草原や砂漠、荒野等様々な環境を駆け抜ける映像が見えが司祭に軽く肩を叩かれ気がついたら教会の御神像前の床が目にうっていた。

 先ほどの記憶に無い風景達に混乱するも司祭に教わった通りに自分の内側を強く意識して<ウインドウオープン>と唱えて自身のステイタスウインドウを目の前に表示させる。

 

 ────

 name/ルフト

 12/man()

 種族/人間族(ヒューマン)☆Ⅰ

 job/魔騎兵

 ────

 能力値【STR 100(現在値)/B++(補正値)】【VIT 88/C-】【DEX95/B+】

 【AGI 120/A-】【WIS 90/B-】【MND 80/C+】【LUK 50/D-】

 ────

 魔力適正|強化B|変化B|放出B|操作B|具現B|特殊C|

 ────

 属性適正|無:A|炎:B|水:B|風:B-|地:B++|光:C+|影:C-|

 ────

 ギフトアビリティ〔魔力操作Ⅰ:1.00/A-〕〔魔力放出Ⅰ:1.00/B++〕〔魔力変化Ⅰ:1.00/B-〕〔魔力砲撃Ⅰ:1.00/B〕

 jobアビリティ〔騎乗Ⅰ〕〔剣術Ⅰ〕〔長柄武器術Ⅰ〕〔長柄武器技Ⅰ〕〔騎乗戦闘術Ⅰ〕〔弓術Ⅰ(騎乗)〕〔調教〕〔魔刃Ⅰ〕

 通常アビリティ

 武技術-(無し)

 魔法術〔生活〕

 生産技能-(無し)

 一般-(無し)

 ────

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