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推しからの愛が強い件  作者: しゃのあーる
あなたとこれから
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リラクゼーション効果

違う、違うと騒ぐあかりちゃんに意味がわからず「えぇ…なんなの…」と思っていれば、大きな目に涙を浮かべて睨んでくるあかりちゃんがグッと私の顔に顔を近づけて来た。


「この際なので、はっきり言わせてもらうけど!!」

「ひゃい…」

「私、ニノちゃんとちゃんとお付き合いがしたいの!」


凄い剣幕に圧倒されながら首をコクコクと縦に振り続ける。

お付き合いがしたい?

脅しのように言われてなんだかよく分からないが、私の様子を見てあかりちゃんがニッコリ笑って離れてくれたのに胸を撫で下ろす。

「じゃあ、今日の事は許してあげる。あかりのこと大切にしてね!」

ニコニコと目に見えて上機嫌になるあかりちゃんに手を繋がれ歩き出す。

近くに美味しい店を見つけたらしい。


今日だけで色々と起こりすぎて頭が痛い。

ビールが飲みたい。


あかりちゃんに手を引かれながら、あかりちゃんオススメのお店に連れていかれた。

ちょっとオシャレな個室ダイニングバー。

自分では絶対に選ばないタイプの店のチョイスにほぅ。と感嘆の息を吐く。

通された個室はお座敷なのか?と言いたくなるような柔らかいクッションが床に引かれていて大きなビーズクッションやら、ちょうどいい高さのクッションが置かれていて申し訳程度の大きさのテーブルが部屋の中心にちょんと置かれているだけだ。

入って、座って!とあかりちゃんに促され靴を脱いで中に入れば、ビーズクッションの上に座らされた。

あ。これ、人をダメにするやつじゃん…。

2畳ちょっとくらいの少し手狭な感じで、薄暗い照明。

ビーズクッションの包み込むような座り心地の良さに感激する。

リラクゼーション効果ってやつなのか?!


「ニノちゃんも一緒のお酒でいいよね?」


会話を邪魔しない程度のボリュームで流れているジャズもまたセンスが良い。

あかりちゃんがメニュー表を握っている事もあり、言われるがまま「うん、任せるよー」と返事をした。


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