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推しからの愛が強い件  作者: しゃのあーる
あなたとこれから
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夏の食欲

「だからね!私は、1ファンでいたいの!」

この状況に頭が割れそうに痛い。

何故…何故、Honeyのあかりちゃんと蘭ちゃんが家に居るのか…。

そんな2人は美味い美味いと私が作った夕飯を食べている始末だ。

田舎料理は味が濃いからなんだって美味いに決まってる。

あ、それは偏見か。


「ファンの家にアイドルが遊びに来るとか、もうテレビのドッキリですか?なんですか?って話じゃん!」

「ニノちゃん、おかわりー」

「あたしも!!」

「私も!!」

「ちょっと待って、話を聞いて!」


炊き込みご飯が入っていた茶碗は3人とも空にし、1人がおかわりを要求すれば次々と声が上がる。

誰も私の話は聞いてくれない。

3人から茶碗を受け取って、ご飯を盛ってやればアレも!コレも!と煮物とお新香のおかわりを要求された。

なんなの、ご飯食べれてないの?!この子達!!


炊き込みご飯も鶏の手羽元の煮込みも、お新香も次々と無くなっていく。

茶碗蒸しなんかは一瞬で無くなって、人数分しか作っていなかったことに3人から大ブーイングがおきた。

夏の暑さにも負けない食いっぷりに胸焼けがして私の方が食欲が湧かない。

ソファの背もたれに全体重預けてビールを缶のまま煽る。


あれ?私の休日だった筈じゃ…。

私の地元の北関東の味付けは基本的に濃くてしっかり下味がついているものが多いです( ´ ▽ ` )

味の濃い食べ物って美味しいんですよね~。

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