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推しからの愛が強い件  作者: しゃのあーる
あなたとそれから
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誰か教えて、サイリウムの使い方

「…ライブ…来週の日曜日かぁ…」

画面の中に表示した彼女たちの笑顔と次のライブ告知にウーンと新幹線の天井を見上げる。

日曜日は勤め先のキャバクラの店休日。

今のところ予定は無い。

「可愛かったなぁ…」

やっぱり可愛い女の子は同性だけど好きだ。

女の子という生き物はずっと見てられる。

ぐふふっ、とライブを思い出して口元が緩んだ。

周りの人から見れば1人でニヤニヤしてるただの気持ちの悪い酔っ払い女。

可愛い女の子達のキラキラしたSNSをツマミに呑めば地元までの約50分はあっという間だった。


この日を境に私の生活にちょっとした変化が起きた。


基本的に好きなアニメや漫画の呟きやファンアートを見る専門だったSNSはにゃんだふる!のライブをみた感想を書き込んだ事でファンの人達と繋がり新しいジャンルの友達が増えた。

そして直接ライブを見た事がなくても、目に止まったアイドルの子達をフォローしイイネ!を送るようになった。

キャバクラの仕事でも、アイドルの追っかけをしているお客様と仲良くなったりだとか会話の幅が広がった。

使いどころがまだよく分かってないが100円ショップでサイリウムを見つけた時には、気付いたら5本ほど購入していた。

未だに使い方はわからない。

コアなファンからは、にわかファンと言われようがなんだろうが自分なりの応援方法で応援しようと必死だったのだと思う。

地下アイドルの事を調べたり、会場内でのマナーを調べたりと日曜日に向けてワクワクがとまらなかった。


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