表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推しからの愛が強い件  作者: しゃのあーる
あなたとこれから
53/93

熱中症には気を付けよう

「…あっつい…!!」

冷房をフル稼働させている部屋ですらが暑くなる季節になった。

横浜に旅行にいったのはもう2週間前だ。

やっていたオンラインゲームのコントローラーをベッドの上に投げ出し、座椅子の背もたれに思いっきり背を預ける。


高難易度ボスが実装されたがワールドファーストはアメリカに取られてしまったし、何より寝ないでゲームをやっていたから身体中が痛い。

明け方辺りにキミが酔っ払って帰ってきた音がしていたが、昼を過ぎた今でも部屋の外で動いている気配が無い。

(死んだか…?)

横に寝ていた猫をひと撫でし、立ち上がれば充電器に挿したまま丸一日放置していた携帯を手に取りリビングへと向かう。


部屋の外に出ればむわぁ。と肌に張り付く熱気に嫌な予感がする。


「キミっ!!!」

リビングのソファでぐったりとしているキミの姿。

窓は開いているが外からは熱風しか入ってこない。

「…に、ニノさ…ん…」

慌ててソファに駆け寄りキミを抱き起こす。

真っ赤な顔に乾いた唇、虚ろな目で私の姿をとらえたキミが私の名を呼んでガクッと気を失う。

「キミぃいいいいい!!!」


fin…


ご愛読ありがとうございました。












いやいや、そんな訳が無い。


窓を閉め、電源が切られていたエアコンの冷房の設定温度を限界まで低くし、風量は全開。

サーキュレーターも強風で回し、冷蔵庫の中に常備している冷えピタをぐったりしているキミのデコと首筋、脇の下に貼り付ける。

仕上げは常温装備している経口補水液のゼリータイプ。

口を無理矢理開かせプラスチックの飲み口を咥えさせジュッと絞り流し込む。


「…しみわたるぅぅ…」


若干だが部屋の温度も下がってきて、キミの体温も下がったのか目を閉じたまま「はふぅ…」とキミが息をついていた。

「お前ねぇ…この時期にエアコン止めるとか自殺行為だよ」

パタパタとテーブルの上に置いてあった扇子でキミを扇ぎながらお説教。

熱中症は保険適応外だから救急搬送された日にゃ、月の電気代よりももっと良い金額を病院に払わなければならなくなってしまう。

そんなのは馬鹿馬鹿しいわけで、私としては夏の期間はエアコンは24時間付けっぱなしが最良という事になっている。

ペットも飼ってるし、室温管理は人間を含めた生き物が生活する上で非常に重要だ。


「いや、帰ってきたら寒かったから消して寝たら、暑すぎて死ぬかと思った…」

深夜から明け方にかけては外気温も下がるから夕方の西日MAXの室温の時のままの温度設定じゃ、そりゃあキンキンに冷えるだろうよ。


まぁ、私は昨日の18時から部屋に引きこもってゲームをしてたから、リビングがどんな状況になってたかは知らないんですけどねっ!


新章突入です٩(ˊᗜˋ*)و

これからも応援よろしくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ