表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推しからの愛が強い件  作者: しゃのあーる
あなたに会いたい
33/93

やっぱり生ビールは最高だぜ

おしゃべりなキミに呆れながらも、小籠包の店を出てメインストリートを歩いていれば手に持つお土産の袋は自然と増えていく。

誰さんにはコレ、あんまり会えない誰さんにはコレ。と考えながら選ぶ買い物は楽しい。

怪しい路地の方に行けば手相占いに、パワーストーンのブレスレット、調子っぱずれの音を鳴らしながら動くパンダの玩具。

観光地だから買ってしまうようなものを見て歩いていれば時間はあっという間に過ぎていて、まだ明るかった空も夜に包まれている。

「時間そろそろ?」

「うん、行こうか」

メインストリートは日が落ち上に吊るされている提灯にあかりが灯りギラギラと明るい。


天津甘栗の甘い香りを嗅ぎながら予約したレストランへと入る。

店舗の中は1階席がオープンなテーブル席、2階は半個室となっていて席と席の間には仕切りがありプライバシーに配慮されていた。

まだディナータイムが始まってからそんなに経っていないからか1階席に人は疎らだ。

私達は予め2階席を予約していたので2階席に通される。


これぞ中華!なターンテーブルに、壁には額入りの漢文。

ワクワクしながら席に座り、とりあえず飲み物を注文した。

出てくるビールはジョッキじゃなくてオシャレなグラスで出てきてちょっとリッチな気分になる。

コース料理だし、飲み放題だし後はもう飲んで料理が出てくるのを待つだけ!となんと幸せなのでしょう…。

かんぱーい、と今日何度目かの乾杯をして飲み出す。

やっぱり生ビールは最高だぜ…。


前菜にクラゲの和え物、蒸し鶏、ザーサイと出てくればビールだけでは物足りなくなって紹興酒を頼んだ。

若い頃はあの独特な香りが臭いと飲めなかったが、水商売デビューして早10年。

鉄の肝臓と呼ばれるようになった今では食事に合わせて色々なアルコールを楽しめるようになった。

うんうん、料理も美味い。

続々と良いペースで出てくる料理は少し濃いめの味付けだけども、酒の肴には打って付けだ。

少しほろ酔いになってきて気分は更にいい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ