表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推しからの愛が強い件  作者: しゃのあーる
あなたに会いたい
31/93

北京ダックが豚という謎の新説

各グループ持ち時間は10~15分程度でフェス自体の時間は3時間ほど。

午後1番に始まったこのフェスもそろそろ終わりに近づいてきている。

大手事務所からプッシュされている今売り出し中のアイドルのパフォーマンスがトリだ。

「少し早いけど出ちゃおうよ」

キミが帰り支度を整え誘ってきた。

出入口が混む前に外に出ちゃいたいらしい。

パフォーマンス中のアイドルグループにあまり興味のない私もキミからの誘いを特に断る理由もなく会場を出た。


会場から電車に乗り降り立った場所は横浜中華街の最寄り駅。

今日の宿は中華街の入口にあるちょっと良いホテルだ。

交通費をなるべく抑えて、宿は某ネット通販サイトのスーパーセールで安くなっていたところを更に大量に溜め込んでいたポイントを使い格安で泊まれる。

溜め込んでいたポイントをキミが見た時に「どんだけ…」とドン引きしていたのはここだけの秘密だ。


通された部屋はツインルーム。

中は思った以上に広くて綺麗でテンションがあがる。

窓の外はもう中華街だ。

荷物を置き、とりあえず整えられているベッドに倒れ込めば上からキミが覆いかぶさるように乗っかってきた。

「夕飯、ここ予約したから!」

うりゃー!と倒れ込んでいる背中に顔面を擦り付けられながらポイと投げられたキミの携帯には中華街では少し有名な中華レストランが映っていた。

「お、いいね。北京ダック食べよう」

お小遣いはたんまり持ってきた。

食事に使う金額は惜しまない予定なのだ。

普段では食べないちょっと良いもの食べたいじゃない。


「北京ダックって豚?」


「は?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ