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推しからの愛が強い件  作者: しゃのあーる
あなたに会いたい
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横文字苦手人間

エフェクト効果(妄想)で更にキラキラして見えるイケメンをゴミを見るような目で見返す。

何言ってんのコイツ。

「大丈夫、僕と一緒なら関係者席だって顔パスで入れるから!」

やたらと身振り手振りがでかい。

いや、ホントうざったい。

何、コイツ。

「…えっと、1人で大丈夫ですぅー…」

一刻も早くこのイケメン変質者と離れたくて距離をおけば距離をおいた傍から近寄ってこられ名刺を握らされた。

「お仕事が欲しかったら僕に連絡をしておくれ!僕がキミをシンデレラにしてあげよう!」

HAHAHA!と高笑いをあげながら、そう言い去っていったイケメン変質者。

業界人怖い。


「んもうっ!ニノさん遅いよ!!」

2グループ目のパフォーマンスが始まった頃に戻った私にキミがプンプン怒って待っていた。

変質者との遭遇の後のせいか、キミですらに癒しを感じる。

「なんか、変なのが居たの」

言葉少なにさっきの出来事を話し、お弁当と飲み物を渡せばキミに「はぁ?」と不思議そうに見られた。

私だって不思議体験だったのだから訳が分からない。


渡された名刺を見れば横文字の会社名に、代表取締役兼エグゼクティブプロデューサーの文字。

エグゼクティブプロデューサーってなんだよ。

いらん横文字ばっかり使いやがって。

名刺を握り締めてクシャクシャにしてから空になった弁当の容器がはいるビニール袋にポイ。


アリーナ席も2階席もすごい熱気だけども家族、友人用の関係者席は比較的落ち着いていて本当にゆっくりアイドルの子達を見る事が出来た。

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