表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
推しからの愛が強い件  作者: しゃのあーる
あなたに会いたい
22/93

昼からビール

定刻通りに到着した電車に乗り込んで席を選ぶ。

流石に約3時間の長旅だからグリーン車。

2階建てだァ!と喜んでるキミと車両の2階部分に上がる。

中に乗客はほとんど居ない。

うんうん、快適…。

少し座席を倒して落ち着けば、またすぐに欠伸が出る。

窓際に座っているキミは楽しそうに窓の外を見ていた。

今日のキミはバッチリ化粧をして、この旅行のために買った服を着てる。

ちゃんとしてればギャルっぽいし可愛い。


ひょこひょこと窓の外を眺めては、お菓子をつまみ、時折タバコ吸いたい。と呟き、またお菓子を食べているキミと、とにかく太陽の出てる時間は体調が悪いから寝ていたい私。

キミの落ち着きのなさに「お願いだから寝てくれー…」とボヤいてるうちに目的地には着いた。


餃子の街の駅よりも遥かに広い横浜駅。

人の多さも尋常ではなかった。

田舎者2人が構内のど真ん中で次の行き先を探すのに口を半開きで上を見上げてる姿はさぞかし滑稽だったと思う。

なんとか次乗り換えるホームを見つけて時間を確認すればお昼少し前。

店がランチタイムで混んでしまう前に食事を済ませてしまおうと決めて、1度改札から出る。

え?なんでそんな無駄のことを…って思ったでしょう?!

何故なら、我々の切符は区間内終日乗り放題の切符だからさ!フハハハハッ!!


ごほん。取り乱しました。


改札を出てスマホの地図アプリを頼りに目的のお店へ。

口コミサイトでは高得点のランチタイムも営業している居酒屋。

そこのマグロ中落ち定食は絶品と書かれていたから私たちの目的は勿論、マグロ中落ち定食!

ココだ!とわかりやすい看板は土地勘のない人間には本当に有難い。

店内は営業時間が始まったばかりなのに少し混み合っていた。

それでもすぐに座席に通してもらえ、お目当ての定食とビールを注文する。

冷えたビールはすぐに出てきて本日1回目の乾杯。

太陽が出てる間のビールって本当に幸せの味がするよね。


え?マグロ中落ち定食は?って?

オススメで紹介するのも嫌なくらい美味しかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ