えいえん。
「必ず、君を迎えに行く。……一人には、しないから」
その約束が、果たされることは無かった。
これは、月と桜が出会い、九と四に成るまでの記録。
例え彼女が「人」だろうと「月」だろうと関係無い。
どれほどの犠牲を払ったとしても、彼女を独りにしないことに意味があると。
そう思ったから、あの審判の踏切で私は「海」を選んだ。
あの時の選択が過ちだったかどうかもわからないまま、桜の視えない十五夜で永遠に彼女を想い続ける。
これは、そのいちねんに希望を託した二人の物語。
その約束が、果たされることは無かった。
これは、月と桜が出会い、九と四に成るまでの記録。
例え彼女が「人」だろうと「月」だろうと関係無い。
どれほどの犠牲を払ったとしても、彼女を独りにしないことに意味があると。
そう思ったから、あの審判の踏切で私は「海」を選んだ。
あの時の選択が過ちだったかどうかもわからないまま、桜の視えない十五夜で永遠に彼女を想い続ける。
これは、そのいちねんに希望を託した二人の物語。