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腐男子御曹司の彼  作者: 一条由吏
第3章 偽装結婚
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2.腐女子はいかなるときも萌えをさがす

「貴女誰?」


 それは私が聞きたい。


 今日はキヒロ先生の前のマンションに来ている。家具類は既に鬼束家具のスタッフが移動させていたが細々したものが残っているというので纏めるために来ている。


 これまで1度も来たことがなかったが結構狭い。今のマンションが広すぎるだけなのかもしれない。あのマンションに比べれば私の住んでいたアパートなんて犬小屋同然。


 昼過ぎに到着したが夜8時過ぎには荷物が纏まってしまった。


 本が僅かなのが大きい。


 私の場合、引越し業者に見られて困る18禁本ばかりだから、引越しをするたびに必至にダンボールに詰め込んだ記憶しかない。そして暫くはダンボール生活を余儀なくされる。


 キヒロ先生も同様と思ったら、そうでもないらしい。他人のBLを読むと影響されて真似してしまうからと読まないという。


 そんなストイックな先生に胸がキュンする。


 やっぱり、私の先生。影響されまくりの私とは全く違う。


 ようやく終わり帰ろうとしたとき、玄関のチャイムが鳴ったので出てみれば、少し酔っ払った妙齢の女性が立っていた。25・6歳といったところかな。


 美女といえば美女。


 胸のボリュームも大きくて細く長い足は程よい弾力と筋力を兼ね備えていそう。


 でも聡子さんを見慣れると自分の容姿を引け目に感じたりしなくなるのか全然気にならない。


「ユキヒロは居ないの?」


 下の名前を呼んでいるが、どうやら余り親しくないらしい。


 先生と本当に親しい人間は彼をBL漫画家と知っているから、ペンネームの『キヒロ』と呼ぶ。


「いません。」


「へえ、あいつ女の趣味、変わったのね。」


 相手が私の全身を舐められるように見てくる。


「貴女、ユキヒロに遊ばれてるのに気づいてないのね。何番目の女かしら。」


 彼女は挑発的な言葉を放ってくる。


「帰ってください。」


「ユキヒロがいないなら用はないわ。でも、ユキヒロほどの男がこんなションベン臭そうな女に引っかかるなんてね。まぁ、たまには違う女も食べたいってとこかな。」


 相手は挑発的に自分のスタイルを見せ付けるようにドアに手を掛ける。


 ああ、そういうことか。


「これに幾ら掛けたか知らないけど、壊されたい?」


 私は扇情的に迫ってくる彼女のバストを鷲づかみにした。脇の下に手術跡を発見した。ショーパブのお姉さまに見せて頂かなかったら見落としていたかもしれない。


「なかなか、いい出来ね。あら、感じる演技も出来るのね。」


 私は更にその胸を揉みあげる。そうするとなにやら怯えた表情になり、声をあげている。


 その顔に自分の嗜虐心がソソられる。これも一種の萌えかしら。


「まあ入りなさいよ。可愛がってあげるから。」


 そう言って無理矢理、彼女を部屋に連れ込み捨てる予定だというソファに座らせる。


「これ、幾らするの?」


 私は彼女の胸をはだけさせ揉んでみる。柔らかい高級品ね。


「へえ。いいお値段するのね。」


 彼女から聞いた値段は私の月給の5倍もする。私じゃあ払えそうにない。まあ、私には自前の胸があるからいらないけどね。


「へえ、こっちも手術済みってわけ。じゃあ、貴女が噂の性同一性障害なのね。」


 もう一箇所を手で確かめる。本当はこんなことをしちゃダメなんだろうけど、挑発してきたのは向こうだしね。


「何も恐がらなくていいの。私は貴女とお友達になりたいだけなの。いいわよね。」

彼の昔の彼女がちょっかいを掛けてきたらどうやってオモチャにします(笑)

普通の女性ならビアンは無理でも百合ちっくなところまでかな。

では相手がニューハーフならどうしましょうか?


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