大攻勢フラグ破壊
クーデターが成功して、アロンダイトが王位につくことになったので、あとは皇国との講和条約を結ばせるだけだ。
詫びを入れて、戦争をやめるとなれば、流石に皇国ももう大攻勢を仕掛けようとする気にはならんだろう。
「ヴィラン殿、主がいなければ我々は志半ばで果てていたことだろう。此度のことは本当に助かった」
「まだ安心するには早い。事実すでに皇国は王国に向けて大攻勢をする準備をしているからな」
「何!? 皇国は停戦条約を破ろうというのか?」
「内乱に夢中でまだ他の領地の状況がわかっていないようだな。貴様らが王都で馬鹿騒ぎをしている間に、セイクリッド辺境伯は俺の領地に武装して進軍してきた。破ったのはそちら側ということだ」
「なんということを!!」
ここでアルゴ王ならば、王国が計ったのだとかなんだとか言って、平然と皇国を滅ぼすぞと言うだろうことを考えると、大変なことになってしまったと頭を抱えるこいつに代替えしてよかっただろう。
「血が流れないことを望むなら貴様の取れる選択肢は皇国に詫びを入れて、講和条約を結ぶことだけだ」
「無論。講和条約を結ぶ他あるまい。ヴィラン殿、情報痛み入る。貴殿のおかげで両国の平和は事前のところで守られた。お主こそ本当の英雄だ」




